グルタミン酸
発表のポイント:
霊長類の祖先はネズミくらいの小ささでした。そのころの霊長類は、主食とする昆虫に含まれるヌクレオチドに強い旨味(うまみ)を感じていたことが示されました。
一方、ヒトのように体が大型化した霊長類は、葉に含まれるグルタミン酸に強い旨味を感じるよう進化したことが示されました。
グルタミン酸に旨味という好ましい味を感じるようになったことで、タンパク質源でありながら苦みを持つ葉をおいしく食べられるようになったと考えられます。
霊長類におけるグルタミン酸の旨味の起源 ― 体の大きな霊長類は旨味感覚で葉の苦さを克服 ―