クリティカルパス
アジャイルとクリティカルパス
下記は間違い
「イテレーションによりクリティカルパスを取り除き、開発中の製品に触れることができる。」
こちらが実態に近いのかなと思います。
アジャイル開発のオーバーヘットがメリットになるような情況ではクリティカルパスは算出できない
イテレーション内のタスクの従属関係を考えるのは大切だけれども、クリティカルパス概念とは異なる
■概念的な説明
クリティカルパスという概念はプロジェクト型の仕事を前提としている。言い換えると、終わりがある仕事を前提にしている。
クリティカルパスが機能する前提
下記が実現できないとクリティカルパスは算出できない
・終わりがある仕事である
・プロジェクトの終わりまでタスクを洗いだせる(高精度なWBSが作れる)
・かなりの精度の見積もりができている
・要求や要件といったタスクに影響する変更が極めて少ない(スコープが固定)
たとえばクリティカルパスをプロジェクトマネジメントに応用したマネジメント手法にクリティカルチェーンマネジメント(クリティカルチェーンマネジメント)があります。能力が高いチームで、かつ仕事の全体像がかなりの精度で把握できていて、要求要件が固まっている場合は非常に効果を発揮します。