アメリカ実用主義
実用主義者のジョン・デューイ(John Dewey)は子どもの興味や経験に基づいて学習環境をデザインするという子ども中心の教授(child centered padagogy)を展開した。デューイの理論は探求(inquiry)という概念を強調し、子どもは科学者や哲学者のように、仮設を提示し、それを現実や推論と対比して検証することを通して外界と相互作用することでもっとも効率的に学ぶと主張した。こうした考えは、ピアジュの理論と密接に関連している。ピアジュとデューイは同世代であり、ともに20世紀を通して広く影響力を持った。 20世紀前半に活躍したもう一人の実用主義者であるジョージ・ハーバード・ミード(George herbert Mead)は、思考は主体の現実との相互作用から創発されるものであり、コミュニケーションや言語は具体的でシンプルなジェスチャーとして始まり、より抽象的なものとなっていくと論じた(ここでも、ピアジュとの密接な類似性が見られる)。 出典