ないない言葉
対義語:「あるある」「たしかに」
売れない!!
スキルがない!
○○を導入していない!
ないない言葉は解決策を仮定しているかも?
もし解決策の裏返しならば、このまま進めるとさらに困ったことになると思います。
「~ない」を、かなり難しく感じているのであればハマっちゃってるかもしれません。
table:語尾が「~ない」となっている表現|語尾を「~ある」に変えた表現
依頼フローが固まっていない 依頼フローが固まっている
イシューを立てるルールが決まっていない issueを立てるルールが決まっている
管理方法が決まってない 管理方法が決まってない
ないない言葉はチャンス
顧客の問題が「○○ない」で終わっているものがあります。
この「○○ない」という問題意識を抱えている方は、高い確率で問題を掴み切れていなかったり、モヤモヤを実感していると思います。何が起きているのかの問題の整理をするだけで、大変ありががってもらえる機会です。
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解決策の裏返しとして語尾に「~ない」をつける「**ないない言葉**」はよくあります。
出しやすいのですが、問題や原因をつかんでいるわけではないので「ある状態」にしても困っている状態を解決できない可能性が高いです。
例えば、よくあるないない言葉にスキルがないというものがあります。これに対応すると、スキルを上げるという時間のかかる解決策、スキルのある新しい人を採用するといったコストと時間のかかる解決策になってしまいます。(悲劇的ですが、スキルがないという状態に陥っている組織が、中長期施策やコストのかかる解決策をうまく実施するのは困難でしょう)
実際起こっていることの多くは下記のようなことです。
社内の技術力よりも高い能力を求める案件を営業担当が取ってくる
社内ではphpに特化したスタッフが中心的だが営業担当がjavaの案件を取ってくる
これは例えば開発担当と営業担当がコミユニケーションを取り、互いに納得した上で案件を取るようにするで解決できるかもしれません。スキルを高める、人を採用するに比べてはるかにリスクも問題解決へのスピードも速くなります。明日からできる解決策です。
他の例としてはバージョン管理をやっていないは、ないない言葉です。実際に起きている例としては別名保存でファイルを管理しているです。
何を認識するかで次のアクションが全く変わります。
いま起きている何を変えるのか?を考えると問題を捉えやすくなると思います。
具体的には要求定義の順に進めるとベターになると思います。もちろん、そのとおりにやる必要はないです。
例えば経緯も分からずに目的をかけくことはできませんし、目的を明らかにせずに成果物、成功基準を明らかにすることもできません。成果物、成功基準が不明確なままでは何を何に変えるかも不透明となります。
1.経緯(なぜやることになったのか why)
2.目的(何のためにやるのか、どのような要望を満たすのか)
3.成果物(何によって目的を達成するのか)
4.成功基準(どうなると成功なのか)
5.何を変えるのか
6.何に変えるのか
7.どうやって変えるのか(どうやってやるのか how)←ここの段階で初めて解決策に言及する!
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解像度が低いときは「スキルが無い」「人がいない」といった語尾に「ない」がつく「ないない言葉」を使いがちなので気をつけてる。便利なのでつい使いたくなっちゃうけど、現実の出来事の表現というよりも、「スキルがあれば」という願望の裏返しになってる
わかりやすく出てくるのは「なぜなぜ5回」。なぜの答えに「注意してなかったから」とか「ないない言葉」がめちゃでてくる。組織の問題に「○○がない」みたいなことを上げているところも危険。
コーチやコンサルの力量を見極めるのに「ないない言葉」の頻度を見るのは、マジでお薦め…問題を「○○がないから」って表現するコンサルからは全力でお帰りいただいている。
解像度が薄くなるけど問題を表現したくなるときは「ないない言葉」を使いたくなる。これを利用すると自分の解像度の限界点が捉えやすくなる。自分がどれくらい精緻に世界を見ているのかの自己評価は混同しやすい。
その他のデメリット
ないない言葉をひっくり返すには時間がかかる。
他者を怠慢と主張しているかのような表現と受け取られがち。
ないない言葉をなくす存在表現トレーニング
質問
「スキルが無い」といつも話している同僚がいます。その現場で起きている事実はなんですか?
「スキルが無い」といっている人の現場では「○○」が起こっており、その悪い結果として「○○」に困っている。そのため「スキル」が必要だと感じた。
「」に入る代替案
リソースへの言及
「スキルがない」「お金がない」「時間が無い」「人が足りない」「ITリテラシーが低い」「勉強していない」
ツールへの言及
「バージョン管理やってない」「Githubやってない」
プロセス手法への言及
「アジャイルやってない」
「TOCやってない」「CCPMやってない」
KPTへの応用 2014/6
~がない
->解決策
~が悪い
->状況を書いているだけ。行動を変えなければ状況は変わらない。どのような行動が状況を生み出したのかを書く。
誰かのせいにする
->その人が変わらなければ状況は続く。keepであればその人が変わってしまったら無くなってしまう。悪い状況ならその人の行動が変わらなければ悪い状況は続く。自分達の行動を書いたほうが良い。
うまくいっていないプロジェクトには大抵「ないない言葉」がはいっている
現実に起きていない、つまり願望を表現しているので、解決策が空回りする、より負担が大きなことはかりになる
例
https://gyazo.com/d2975a5cb486046cd087ff0ba66851b3
1つでも該当すると、「会議の成功率」は5分の1以下 AIが導き出した、会議の成功を阻む5要素
介護をとりまく課題をどう可視化できるか?「介護課題デザインマップ」が公開
新規客が増えない
売上を増やせない
任せてもらえない
コミュニケーションがとれていない
うまく
伝えられていない
明確になっていない
時間が足りない
時間を割いていない
売上が伸びない
利用が伸びない
人が足りない
開発者が足りない
営業が足りない