Chaotic(CynefinFramework)
カネビンフレームワークにおける、混沌とした状況
カオスな状況には素早い行動
因果関係が絶え間なく変化しており、適切な解を探すのは無駄である。「わかりえない」領域である。パターンを探すことではなく、まず秩序を回復するために行動をする。次になにが安定し不安定なのかを把握し、複雑な状況に移行させる。
状況の特徴
混乱が渦巻いている
因果関係がはっきりしない
適切な解を探しても役に立たない
わかりえない
数多くの意思決定を下す必要があり、考える余裕がない
緊張が張り詰めている
パターンに基づくリーダーシップ
リーダーの仕事
行動し、把握し、対応する
適切な解を探すよりも、実効的な手段を考える
とにかく行動し、コマンドアンドコントロールによって秩序を回復する
明確で直接的なコミュニケーションをする
危険信号
コマンドアンドコントロールを必要以上に続ける
リーダー崇拝が起こる
イノベーションの機会を見逃す
カオスのままである
危険信号への対応
カオスな環境がもたらすチャンスを生かす
状況が収束した後は、自身の視点への批判に耳を傾ける
カオス的な状況を複雑な状況へと変える
出典
Harvard Business Review 2008.3