Vimを始める
https://gyazo.com/f6a037f7e38a9a30e640fff8e0655d8b
Vimを始める前に
色々なエディタでもVim操作が可能となる拡張機能が多く用意されています。
わざわざ本家のVimを使う必要はないかもしれません。操作に慣れる入口としてはむしろ拡張機能を使うべきです。
それでも拡張機能では完全ではないことが多いですし、自分好みの設定にできないことも多いです。
Vim の恩恵の全てを受けたいと思う人には是非 Vim を始めてほしいと思います。
Vimのインストール
windows10 での導入方法を記します。他も多分似たようなもんでしょ
「The current stable version is gvim_{バージョン番号}.exe」をクリック(執筆時点ではバージョン 8.2)
ダウンロードしたものを実行する
https://gyazo.com/a9695530c01a816bd7722dd296676da1
次へをクリック
https://gyazo.com/2450f8036546ac51cff26ad49c6ac8d5
「このライセンス契約書に同意します」にチェックを入れて次へ(ライセンスは一応読もう)
次へをクリック
https://gyazo.com/f3b9763bbd48a01c2b02f5130fbe9594
インストールタイプはこだわりがないのであれば通常のままで構いません。
チェックもデフォルトでいいでしょう
次へをクリックします
https://gyazo.com/a8bb999a9ee808655b3edb112cc13f81
ここもデフォルトのままで構いません。
https://gyazo.com/e969829514f2d5f68dffa23467f0864f
インストール先フォルダを選択してインストール
ここでは 「C:\Program Files (x86)\Vim」
https://gyazo.com/d628e5c8f12dc4d1457e4e01196b3447
READMEが見たい人はチェックを入れて「完了」
環境変数にVimのパスを追加する
cmd とかから vim で呼び出すことができるように環境変数に Vim のパスを追加します
https://gyazo.com/6c52e57c67728dfd471814bbcc94c2bb
windows キーを押して kan くらいまで打てば環境変数を編集が出てくるので開く
https://gyazo.com/a2454790279c201fda86457bac79f5fe
ユーザー環境変数のPathを選択して編集をクリック
https://gyazo.com/b513de725d51c2813977b7ce63e58ab4
必ず「新規」を押して、vim.exe までのパスをとってきます
ここでは C:\Program Files (x86)\Vim\vim82 です
入力してOKを押せば環境変数に追加完了です
試しに cmd か何かを開いて vim と打ってみましょう。windowsキーを押して vim と打っても出てくるかもしれません
起動したら問題なく追加できています
もし起動してから終了方法がわからなくなったらエスケープキーを連打してから :q! と打ってエンターで終了できます
Vimのカスタマイズをする
vimを起動し、「:echo $MYVIMRC」と入力します
ファイル名が表示されるのでそれをを開きます
もし、未定義ファイルですとか何とか言われたときは「C:\Users\{ユーザーの名前}\.vimrc」を作成してください。作成後 vim を再起動し、再度「:echo $MYVIMRC」を入力してみてください。多分上手く表示されます
開いたファイルが vimrc と呼ばれる設定ファイルになります。
カスタマイズ例をここに記します。他にも様々な設定が書けますので、各自調べて設定していってください。 キーマップについては少しデフォルトのものを使ってから変更するのがいいと個人的には思います。Vim に全く慣れないままキーマップを全部変えるようなことになってしまうと Vim のメリットが失われる可能性があります。独特の操作で最初は慣れないでしょうが、一部を除くデフォルトキーマップは快適だと感じられるようになっています。
プラグインを導入する
いくら Vim が素晴らしいといっても、何もプラグインを入れない状態だとつらい場面が多く出てくると思います。
そのために、プラグインを導入して Vim を拡張していきましょう。
プラグインをとってきて設定するにはデフォルトだと面倒なので、一括管理するためのプラグインマネージャーを導入します
Vundle, vim-plug, NeoBundle, dein.vim と様々なものがありますが、ここでは dein.vim を使います。
dein.vim が一番だと個人的には思っていますが、他のプラグインマネージャーも調べてみるといいでしょう。Vundleが一番人気らしいですよ。
dein.vim を導入していきます。
まず、vimrc に以下を記述します
code:~/.vimrc
" deinを格納するディレクトリを決めます
let s:dein_dir = expand('~/.cache/dein')
let s:dein_repo_dir = s:dein_dir . '/repos/github.com/Shougo/dein.vim'
" deinがインストールされているかの確認を行います
if &runtimepath !~# '/dein.vim'
if !isdirectory(s:dein_repo_dir)
endif
execute 'set runtimepath^=' . s:dein_repo_dir
endif
" deinを起動
if dein#load_state(s:dein_dir)
call dein#begin(s:dein_dir)
" プラグインの一覧を記述するためのtomlファイルの位置を決める
let s:rc_dir = expand('~/.vim')
if !isdirectory(s:rc_dir)
call mkdir(s:rc_dir, 'p')
endif
let s:toml = s:rc_dir . '/dein.toml'
" キャッシュを読み込みます
call dein#load_toml(s:toml, {'lazy': 0})
" deinを終了
call dein#end()
call dein#save_state()
endif
" プラグインがインストールされているかどうかチェック、されていなければインストールする
if dein#check_install()
call dein#install()
endif
" プラグインが削除されているかチェック、されていれば削除
let s:removed_plugins = dein#check_clean()
if len(s:removed_plugins) > 0
call map(s:removed_plugins, "delete(v:val, 'rf')")
call dein#recache_runtimepath()
endif
(上記設定では)~/.vim に dein.toml を作成します。
そこに、
code:~/.vim/dein.toml
plugins
repo = 'w0ng/vim-hybrid'
のようにプラグインを書きます。repo = {github のリポジトリ} みたいな感じです
このプラグインはカラーテーマのプラグインですので
vimrc に
colorscheme hybrid
と記述しておきましょう
vim を再起動すると
dein.toml に書いたリポジトリ名からプラグインをインストールしてきます
少しだけ時間がかかるかもしれませんが、待ちます
~~Done
みたいな表示が出たら完了です。
同じ dein.toml を書いたならカラーテーマが適応されているでしょう。*1
プラグインを追加するときは dein.toml を
code:~/.vim/dein.toml
plugins
repo = 'w0ng/vim-hybrid'
plugins
repo = 'cohama/lexima.vim'
のように追加しておけば起動するときに勝手に追加してくれますし、dein.toml からプラグインを削除すればアンインストールもしてくれます。
*1 背景が
https://gyazo.com/61b188d837d554b8d852f0c3eecf2273
みたいにバグってる場合は
vimrc に
code:.vimrc
set t_Co=256
もしくは
code:.vimrc
set t_ut=""
と書くと直る可能性があります。
それでも綺麗に表示されない場合はこちらを参考にしてみてください Vimのコマンドについて
ここに全てではないですが、コマンド一覧を記しています。参考にしてください