Claude「Mythos」に無許可アクセスか 2026年4月22日
https://gyazo.com/62a1e241280d45e27e8c9fecf478ad0f
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN220AE0S6A420C2000000/
米新興アンソロピックは21日、新型の人工知能(AI)モデル「Claude Mythos(クロード・ミュトス)」に、一部の利用者が無許可でアクセスした可能性を調べていると明らかにした。
同社はAIの高度なサイバー攻撃能力を理由に一般には非公開とした。悪用を防ぐ情報管理が課題となる。
日本経済新聞の取材に「ミュトスに無許可のアクセスがあったとする報告を調査している」と認めた。モデルの開発段階で使う外部企業のシステムを通じた利用とみられ、企業などにAIを限定提供する仕組みに不正に接続されたわけではないという。
アンソロピックは自社のシステムは影響を受けていないと説明した。
同社が7日に発表したミュトスはソフトウエアのセキュリティー上の欠陥を短時間で見つけることが可能だという。サイバー攻撃に悪用されるのを防ぐため、米アップルや米マイクロソフトなど約50の企業や組織に限って使用を認めていた。
ミュトスのように高度なAIが悪意をもつ集団に渡れば、金融システムといった重要インフラが停止するなどの混乱につながりかねない。不正アクセスが事実であれば、アンソロピックなどの企業がAI技術の拡散を防ぐのは難しいことを示す。
無許可利用の可能性は米ブルームバーグ通信が報じた。同社の報道によると、今回ミュトスにアクセスしたのはAIモデルについての未公表情報を集め、最新技術を試すことに関心をもつ集団で、サイバー攻撃などに悪用する意図はないとみられているという。
アンソロピックのミュトス以外の未発表技術にもアクセスできたと主張しているという。
ミュトスを巡っては、サイバー防衛に役立てたい日米欧の当局や金融機関が利用に関心を示す一方、アンソロピックは米企業を中心に提供先を絞っている。
アンソロピックでは3月、プログラミング用ツール「クロードコード」の一部の開発情報が漏洩した。ミュトスの性能や名称の情報も発表前に流出した。同社の技術動向に外部の関心が強まるなか、情報管理が課題となっている。