最高値更新を続けるS&P500種に警鐘 2024年6月21日
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S&P500種株価指数を最高値に押し上げ続けている数社の大手ハイテク企業を除けば、エンジンはガス欠状態のように見える。
S&P500種が最高値更新を繰り返す一方、今年の上昇に参加する銘柄は少なくなっている。ブルームバーグが先週末までに集計したデータによると、同指数構成銘柄のほぼ3分の1が過去1カ月に1カ月ぶり安値を付けている。これは上昇銘柄をはるかに上回っている。実際、1カ月ぶり高値を付けたのはアップルやエヌビディアなどわずか3.2%の企業に過ぎない。エヌビディアはマイクロソフトを抜いて時価総額で世界首位になったばかり。
ファイナンシャル・エンハンスメント・グループのテクニカルアナリストでポートフォリオマネジャーのアンドルー・スラッシャー氏は「売り手が市場に参入し、強気派はナイフの刃の上で踊っている」と指摘。「全てがエヌビディアとアップルに依存しているような状態だ。この相場を下落させるには、多くのことを必要としないだろう」と述べた。
S&P500種は今年に入って最高値を31回更新しているが、大手テクノロジー銘柄以外、ほとんど上昇に参加していない。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の株式ストラテジスト、ジリアン・ウォルフ氏がまとめたデータによると、過去3カ月間、同指数の時価総額上位10銘柄(ほとんどがハイテク大手)は中央値で17%上昇したが、その他の銘柄は1.3%下落した。
さまざまな指標を見ると、市場の裾野は狭く、上昇の持続力に対する不確実性を高めている。上昇銘柄から下落銘柄を差し引いた数を追跡する指標、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の騰落株線は14日に6週間ぶりの低水準となった。
S&P500種構成銘柄のうち50日移動平均線を上回って取引されている銘柄の割合も低下している。1月の92%、3月下旬の85%から低下し、今月17日には47%に落ち込んだ。米国株の総ポジショニングの指標が数年ぶり高水準で推移している中でこれが起こっているため、投資家が株式保有を増やす余地がほとんどないとの懸念が高まっている。投資一任契約やルールに基づく投資家の株式エクスポージャーを示すドイツ銀行の指標は、2021年11月以来の高水準で推移している。
少なくとも今のところ、上昇は続いている。S&P500種は18日に0.3%上昇し、年初来の上昇率は15%に達した。しかし、企業規模を区別しないイコールウエートでの同指数は、時価総額ウエートのバージョンから年初来で11ポイント近く引き離されている。このまま2024年を終えれば、1998年のドットコムバブル以降では2023年に次いで2番目に大きな格差となる。
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大手ハイテク株はますます大きくなり続けている。
S&P 500 に対する S&P 500 イコールウェイト指数は現在、2008 年の金融危機以来の最低水準にあります。
S&P 500 は年初来 14% 上昇しているのに対し、等価加重指数はわずか 5% 上昇しているため、この比率は加速しています。
この乖離は、今年合計で32%の上昇を記録した上位5銘柄によって引き起こされた。
2023年1月以降、S&P 500は41%も上昇している一方、等価加重指数はわずか16%しか上昇していない。
一方、ラッセル 2000 イコール ウェイトはほぼ横ばいで、わずか 3% 上昇しています。
この市場は大手テクノロジー企業なしでは回復できない。
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警告: リバースレポは急落している
わずか1年半で2,300億ドル以上から4,000億ドル未満に