利上げより円安を選択した日銀
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米セントルイス連銀は2023年秋、「政府債務が巨額になれば、中央銀行は政府にそんたくせざるを得なくなり、政府による『財政支配』という状況に陥る」という論文を掲載した。昨今の日銀と政府の関係をみると、この「財政支配」という言葉が頭をよぎる。
日銀は、物価安定目標(2%)達成のためには賃上げの定着が必要であり、まだその確認が不十分だとして利上げを見送ってきた。だが13年以降、円安による物価上昇で実質賃金は8ポイントも減少し(図1)。エンゲル係数も23%→28%に上昇するなど、物価の番人としての役割を果たしているとは言い難い。
日銀が物価上昇を放置してきたのは財政への影響をおもんぱかっているからだ…
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