アサンジ被告、司法取引に応じる 2024年6月25日
https://gyazo.com/a03ee310397c7b29743856ce1e4205fc #ジュリアン・アサンジ 内部告発サイト「ウィキリークス」共同創始者ジュリアン・アサンジ被告は米司法省との合意に基づき米国の国家安全保障上の機密を流出させた罪を認め、母国オーストラリアに戻る。
同被告は26日、米領北マリアナ諸島のサイパンの裁判所に出廷し、拘留期間を言い渡される見込みで、米国の刑務所での長期服役の可能性は回避される。
今回の司法取引は、バグダッドにおける米軍空爆の映像を含む機密の米軍文書や戦争記録、外交公電が2010、11両年に流出して以来続いてきたアサンジ被告(52)を巡る法廷での争いに終止符を打つもの。
米史上最大級の国家機密流出事件として、同被告は約75万件の機密・重要文書を入手するよう陸軍情報分析官を促し支援したとして告発された。
米国はトランプ政権下の19年、アサンジ被告をスパイ活動法違反で刑事告発し、英国からの身柄引き渡しを求めていた。当初の罪状はスパイ行為に関するものが17件、コンピューターの不正使用に関するものが1件で、全ての罪状で有罪となった場合、最高刑は懲役175年だった。
ジュリアン・アサンジ、エドワード・スノーデン、グレン・グリーンウォルド、ジーニ・ジャーディン、コリイ・ドクトロウといった、10年前には大枠同じ理想を胸にしていた人たちが道を違え、そのうちの何人かはおかしな道に入り込んでしまったように見えることに、やはり10年前は立場を同じくしていたはずの人の何人かと疎遠になったり、関係を切られたりしたワタシ自身も哀切を覚えます。そして、ワタシのことを「おかしくなってしまった」と見なしている人もいるのだろうな、とぼんやり思うわけです。
2016年から2017年にかけて、ウィキリークス(つまり、アサンジ)は、ドナルド・トランプの息子に対して選挙協力の売り込みをかけていました。その売り込みの中には、大統領選挙でトランプが敗北した場合は、メディアなどで不正操作が行われたことを理由に敗北を認めない戦略の指南も含まれ、それが4年後に実践されたのはご存じの通りです。
明らかにクリントン憎しでトランプに与し、右派の陰謀説を煽るにいたったアサンジに対し、エドワード・スノーデン(2016年から2022年まで報道の自由財団の会長職を務めた)も批判の声をあげますが、ジーニ・ジャーディンは、もはや2012年のような政府による財政的な締め付けがないことを理由に、報道の自由財団のウィキリークスへの送金を止めることを提起しました。