「世界文学」の日本代表が夏目漱石ではなく樋口一葉である理由
「世界文学」の日本代表が夏目漱石ではなく樋口一葉である理由: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
『
「世界文学」はつくられる
』に、その理由がある。近代日本語の礎を築いたことで誉れ高い漱石でも、世界的に見た場合、西洋文学のコピーとして低く評価されているという。
たとえば、米国の大学生が学ぶ『
海外文学アンソロジー
』がある。
(カッコ内は近現代の日本人作家の登場回数)
樋口一葉
(7)
川端康成
(6)
谷崎潤一郎
(4)
与謝野晶子
(3)
芥川龍之介
(3)
村上春樹
(3)
三島由紀夫
(2)
大江健三郎
(2)
世界文学(World literature)という言葉は曲者だ。