PixelのLinuxターミナル環境にtermuxからssh接続する設定
ターミナルアプリの操作性が微妙なので(そのうち直ってそうだけど)
左キーでコマンド入力の途中にカーソルを持っていって書き加えようとすると、コマンド全体が二重になることがある
フォントサイズやfaceの指定が多分ない(ピンチするとフォントサイズが大きくなるのではなく、ターミナルのWebView自体の表示がズームされる)
ATOKのソフトウェアキーボードで日本語入力できないし、Termuxのような入力欄もない
コピーが微妙(選択後調整できない)
ターミナルアプリをしばらく放置してから開くとエラーになりターミナル環境自体が落ちることが多い
ターミナルアプリ特有の問題のようで、ssh経由で使っている分には落ちない(ことが多い)
以下2025-08-03時点の手順
ターミナル側
code:terminal.sh
# termuxからsshで繋ぐ環境の構築
sudo apt install -y openssh-server
# ポート設定。ランダムに決めた方がいい
echo "Port 11111" | sudo tee /etc/ssh/sshd_config.d/00-custom.conf
# 公開鍵認証を明示的に有効化
echo "PubkeyAuthentication yes" | sudo tee -a /etc/ssh/sshd_config.d/00-custom.conf
# パスワード認証を明示的に無効化
echo "PasswordAuthentication no" | sudo tee -a /etc/ssh/sshd_config.d/00-custom.conf
# 公開鍵を書くファイルを作っておく
mkdir -p ~/.ssh
chmod 700 ~/.ssh
touch ~/.ssh/authorized_keys
chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys
# sshサービス有効化。ここでポートを開いてよいか確認の通知が来るので許可する
sudo systemctl restart ssh
sudo systemctl enable ssh
Termux側: 公開鍵を作ってない場合、または独自に作りたい場合は作成
code:termux.sh
pkg upgrade
pkg install openssh
# コメントと質問の回答は適当に
ssh-keygen -t ed25519 -C "pixel-termux"
# 表示
less ~/.ssh/id_ed25519.pub
ターミナル側: 公開鍵を設定
code:terminal.sh
# 実行後、公開鍵を貼り付けしてEnter
read T
# 書込
echo "$T" >> .ssh/authorized_keys
接続設定
Termux側: ~/.ssh/config に追記
HostName部に、 IPv6アドレス%%インターフェース名 の形で記載
例
code:.ssh/config
Host vm
HostName ff80::b455:90ff:fea2:6625%%avf_tap_fixed
User droid
Port 11111
IdentityFile ~/.ssh/id_ed25519
これで、Termux側で ssh vm すると繋がる事を確認
メモ
ポート開く際の許可を求める通知は毎回出てくるが、初回以降は既に許可されてるので無視してもよい
スマートフォン本体のことを「端末」と書くのは避ける。「ターミナル」と被るので