Backblaze B2 の仕様
よさげ
安い
Pricing
以下の 3 つの合計
ストレージ容量
$0.005/GB/月, 10GB まで無料
$5/TB/月 相当
1GB = 10^9B
下り転送量
$0.01/GB, 1GB/日まで無料
Cloudflare, Vultr との通信は転送料無料
API 呼出回数
ダウンロード系 $0.004/10000回, 2500回/日まで無料
一覧系 $0.004/1000回, 2500回/日まで無料
アップロード,削除系は無料
Wasabi は半年以内の削除が有料
S3 互換 API が使える
2020 年 5 月から (公式blog)
よくなさげ
遠い
リージョンは US West / EU Central の 2 つ
アカウント作成時 (Bucket 作成時ではない) に選ぶ。現状変更不可
リージョン変えたければ別アカウント作れって 公式が言ってる
Speedtest で比べられる
自宅回線だと US West のほうが速かった
Wasabi も同じく US / EU しかない
Wasabi の Tokyo は一般開放されてない
Backblaze B2 に独自ドメイン設定がない
他
CORS 関連のレスポンスヘッダを CORS アクセスにのみ返す仕様
非 CORS アクセスがキャッシュされるとその後の CORS アクセスが失敗することがある
少なくとも Cloudflare では問題ないみたい
CloudflareでCross-Origin Resource Sharing(CORS)を使用する (日本語版が誤訳っぽいので英語版を意訳)
Identifying cached assets based on the Host Header, Origin Header, URL path, and query. This allows different resources to use the same Host header but different Origin headers.
キャッシュは Host ヘッダ, Origin ヘッダ, パス, クエリで識別されるよ. これにより, Host 同じかつ Origin が違うリクエストに対して別のリソースを提供できるよ
A web server may respond with different Access-Control-* headers depending on the Origin header sent in the request.
サーバーによってはリクエストの Origin ヘッダによって異なる Access-Control-* ヘッダを返すよ
これのことじゃん
Origin がある (つまり CORS な) リクエストと無いリクエストで別にキャッシュしてくれるらしい
ファイルがなかった時の挙動
/file/ だと status code 404 で JSON が返る
S3 互換 URL だと XML (NoSuchKey) が返る
Cap 設定してそれ以上の金がかからないようにできる
Cap以上のアクセスはエラーになる
アップロードはCapからさらに3GB程度超えたら途中で切断される
ファイルを消してもDaily Storage Capsが消したファイルサイズの9割くらいしか減らない
規約
法令等への違反は禁止
マルウェア等の配信に使うのは禁止
不明点
安定性
Backblaze 自体はわりと信用できそう
毎週木曜 19:00-20:00 (JST) がメンテ時間
Backblaze Maintenance Schedule
この間は管理機能が使えない場合がある
ここの表現を見る限り、ストレージ自体には影響がない
でも SLA をみるとメンテ時間にストレージが落ちた場合でもダウンタイム補償なさそう?
メンテ時間以外のダウンタイムが 0.1%/月 (約 44 分) 超えたら 5% 返金、 1%/月 超えたら 10% 返金らしい
SLA
要申請
元々安い金額の 5% だからわざわざ申請してまで貰おうとは思わないかな
大規模サーバーなら別?
#Backblaze_B2