自我
伊藤整は『小説の作法』の中で、自我と社会性について述べている 自我を認めるものは他人にもそれを認め、自我あるいはエゴイズムを互いに抑制しあう約束を作りあう
自我が薄く、それを認められない者は、他人にも認められず、互いに調整することは困難である
そのため、上から有無を言わせず調整する権威が必要である 他人に自我があることが認められるかられないかは大きな分岐点だろう
自分の自我はわかっているとしても、他人の自我が認められないとしたら社会で生きることは自分が我慢するかしないかの問題になってしまうから