失敗を許容する文化
行政レベルでは失敗を認める文化のようなものが大切だと思っています。絶対に失敗してはいけない、失敗を許さない前提は社会にとって悪だと思っています。
ビジネス文脈のお話をすると、プロダクト開発においては、失敗はするものだという大前提で試行回数を増やすことが重要視されます。まずは試してみて、問題点を明らかにする。失敗が明らかになったら、すぐにそれを受け入れて、要因を分析し、次はどうするのかという前向きな改善をして、また試して問題を明らかにする…というサイクルを高速で繰り返すことが推奨されます。
一方で政策や行政になる瞬間に責任の押し付け合いのような形になってしまい、失敗は許容されない、国民としても許さないという風潮があるように思います。
日本全体として、失敗を許さなければスピード感が遅くなるので、「失敗してもこのように変えていきます」ということが認められ、評価されるような先行事例があればいいのではないかと思います。
https://scrapbox.io/files/66a45256145f0a001d2dcef8.png
https://www.ncnp.go.jp/mental-health/docs/nimh2024-web.pdf
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未来館でのAudreyの質疑 "失敗が新しい友達を作る機会になる"
Q: 失敗にネガティブになってしまう
A: なるべく早く失敗することが次のco-creation(共創)の機会になる。完璧主義にならず、なるべく早くリリースしよう。
完成してからリリースすると「失敗じゃない」と主張することになる。
透明性のある失敗ならエゴはなくなる。失敗を指摘した人に「一緒にやりましょう!」と言える。失敗が新しい友達を作る機会になる。
https://x.com/nishio/status/1816925946387300625