失敗を許容する文化
行政レベ
ルでは失敗を認める文化のようなものが大切だと思ってい
ます。絶対に失敗してはいけない、失敗を許さない前提は
社会にとって悪だと思っています。ビジネス文脈のお話を
すると、プロダクト開発においては、失敗はするものだと
いう大前提で試行回数を増やすことが重要視されます。ま
ずは試してみて、問題点を明らかにする。失敗が明らかに
なったら、すぐにそれを受け入れて、要因を分析し、次は
どうするのかという前向きな改善をして、また試して問題
を明らかにする…というサイクルを高速で繰り返すことが
推奨されます。一方で政策や行政になる瞬間に責任の押し
付け合いのような形になってしまい、失敗は許容されない、
国民としても許さないという風潮があるように思います。
日本全体として、失敗を許さなければスピード感が遅くな
るので、「失敗してもこのように変えていきます」という
ことが認められ、評価されるような先行事例があればいい
のではないかと思います。
https://scrapbox.io/files/66a45256145f0a001d2dcef8.png
関連:
未来館でのAudreyの質疑 "失敗が新しい友達を作る機会になる"
Q: 失敗にネガティブになってしまう
A: なるべく早く失敗することが次のco-creation(共創)の機会になる。完璧主義にならず、なるべく早くリリースしよう。
完成してからリリースすると「失敗じゃない」と主張することになる。
透明性のある失敗ならエゴはなくなる。失敗を指摘した人に「一緒にやりましょう!」と言える。失敗が新しい友達を作る機会になる。