なめらかな社会とその敵
鈴木健
「 近代国家は,土地や国民,法律などのさまざまな境界を,国家のもとに一元化させてきた.なめらかな社会では,それらがばらばらに組み合わさった中間的な状態が許容されるようになる.中間的な状態が豊かに広がる社会では,お互いに完全に一致するアイデンティティを探すことはほぼ不可能で,万人がマイノリティであるような世界をつくりだす.今までの例外状態が例外ではなくなり,フラットやステップのような両極端な状態のほうが例外になる.」
—『なめらかな社会とその敵 ──PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論 (ちくま学芸文庫)』鈴木健著
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