避けるべきこと - haskell-shoen

避けるべきこと

base

foldl　foldl'よりfoldlを使うべき場面はほぼない。

sumとproduct　foldMapで定義されており効率が悪く、リストの場合はあろうことかfoldlで定義されている。明示的にfoldl' (+) 0と書いたほうが良い

リストのhead, tail　部分関数であり、エラーにはスタックトレースが付いてこない。パターンマッチするか、空でないことが保証されたNonEmptyを使いたい

Text.Printf とにかく猛烈に遅い。ボトルネックになることは必至

read スタックトレースを出さない部分関数。Text.Read.readEitherを使おう

Data.Data (syb) GHC.Genericsが普及する前の技術であり、プリミティブ型とそれ以外を恣意的な区別する、パフォーマンスが悪いなどの難点がある

readFile ファイルの内容をStringとしてlazyに読み込む関数。リソース解放のタイミングが制御できない

Data.List.nub Eqのみによって重複を取り除くのでΟ(N^2)かかる。特殊な状況でない限り、nubOrdを使いたい

text

Data.Text.IO 環境のロケール設定に依存して挙動を変えるおかしなモジュール。ByteStringとして読み込んで、decodeUtf8など適切な関数を使うべし

中途半端な抽象化

System.Posix.Signalsのように、ローレベルなAPIに対して中途半端に抽象化を施すと、仕様との対応関係がわかりにくくなり使いづらくなる。