Uni-motionはいいぞ(製品版1か月使用レビュー)
一部加筆・修正しています
大きな情報の更新は別記事で行います
-------------------------
Uni-motionってなに?何ができるの?という概要については公式サイトを参照ください。
購入以来、むやみやたらと踊ってみたり、足腰を動かしてみたりしてます。
ありがとう BIG感謝 uni-motion
以下は、Uni-motionをいろいろなPCVRゲーム・アプリと組み合わせて使ってみた雑感とTipsとなります。
【動作環境】
Oculus Quest (無印・2両方とも動作します) 5GHz帯のwifiネットワーク
IPv6(関係あるかわかんないけど)
Windows10
【試したアプリ】
Uni-motionのここがいいぞ
値段が安め
個人で使用するフルトラ機材では中間くらいのポジションかな
おおざっぱな価格帯、高い順(気になる人はちゃんと調べてください)
Uni-motion:5万~
そのほかKinectだったりMocapForAllとか
両ひざの動きを取ってくれる
割といい感じに動く
トラッカーを太ももとすねに着用するため、ひざ自体にはトラッカーを着けないのが特徴
拡張性がある
バーチャルモーションキャプチャと組み合わせることで、HMDなしの上半身トラッキングができる
追加のセンサーに対応。2つセンサーを足せば、足首用のトラッキング可能
10点トラッキング対応のソフトにもUni-motionが使える
将来的には、複数セットで多人数のトラッキングができるようになる予定とのこと
スタジオユース的な?
ベースステーションが不要
Quest使いにとってはフルトラになる=ベースステーションを準備するところからだったのが、このシステム単体で完結するのが強みだと思った 固定器具がいらない
家具の配置に気を使わない
モノに遮られてトラッキングが飛ぶことがない (赤外線方式と違って慣性・磁気式のため)
センサーつけたままお布団にIN!とかもできる
軽い・小さい
電池入れた状態でも軽い (1つあたり42g)
大きさのイメージは単三電池を横に3つならべたくらい
60 mm x 40 mm x 16 mm。小せぇ~~~
VIVEトラッカーより出っ張りがない
膝をぶつけにくい
専用のスーツ不要
ゴムバンドにトラッカーを入れて、体に巻くだけ。簡単。
無線なので配線の手間がない
センサー自体はケーブルレス
HaritoraはLANケーブルがあるけどUni-motionにはない
受信機もPCのUSBポートにさすだけ
給電のために電源タップを這わせなくていい
体形にあわせた補正が簡単
Quest・VirtualDesktop (あるいはAir Link)と組み合わせるとVR上で無限に回転動作ができる
回レ!雪月花できるぞ!!!!!
トラッキング精度が良好
(比較対象のトラッカー機器ないけど……)
VRChat上でのダンスいける
BeatSaberの足譜面もぎりぎりイケる
遊ぶ前にしっかりセンサーのキャリブレーション (加速度センサ・磁気センサを補正する動きをやる)をやればちゃんとうごく
乾電池式
ENELOOPがへたってきたら新しい電池に入れ替えればOK
内蔵バッテリー式とちがって劣化は気にしなくてすむ?
駆動時間の長さ
低電力モードにすれば、最大17時間いけるらしい
1回の利用あたり2~3時間電源オンにしているけど、5回使って充電する感じ
遊び終わったら電池はいちいち外さなくてもOK
動作のリフレッシュレート・電波強度がカスタマイズできる
電力消費をおさえたい、もうちょっとなめらかに動きたい……といったカスタムができる
リフレッシュレートはカスタムの余地あり。電波強度はデフォルトのまま使ってる
サポートがこまめ
初期不良で交換になったとき、すばやく対応してもらえた
Uni-motionのここに気をつけろ
乾電池 (単三電池)が6本必要
ENELOOP-PRO推奨
使い切り電池だとコスパ悪い
電圧が下がるとトラッキング精度が下がったり、認識しづらくなったりする
軽すぎる
あまりにも軽いので激しく動き回るとずれたりする。特に腰・胸センサー
しっかり体に着用する工夫が必要
体形によって着け方を工夫しよう
胸センサーはひっくりかえして着けることが可能
服の材質のせいでズレるのであれば、思い切って服の下に入れてしまうのもアリ
磁気によわい
磁気をトラッキングに使っている (らしい)ため、磁気が発生するものにセンサーが近づくとトラッキングが乱れる
Oculus Touchコントローラーも磁石があるので近づけすぎに注意
【重要】磁気オフモードもあるよ!!
無線の干渉に注意
2.4GHzのWifiを利用しているので、電子レンジなどのつよい電波には干渉される
USBケーブルや無線マウス・キーボードに気を付けよう
安定供給されていない
半導体や部品の供給が安定していないっぽい
受注販売のアナウンスは公式Twitterをチェックする必要あり。通知ONにして待とう
第一弾の販売のときは予約開始から数分足らずで完売
以降はだんだんと余裕ができている感じ
ぶっ壊してしまった時用のスペアがほしい……
SteamVRが動くPC以外には対応していない
≒Quest単体や、macOSと組み合わせて使うことはできない (現時点では)
自分のPCでVRゲームがきちんと動くことを確認しよう
【番外】着けるのがめんどくさい?
VRゲームやるのにトラッカーをつけるのは面倒だよという人
VRゲームをやらない家族からもらったご意見
なんならセンサーから有線ケーブルが出てるHaritoraXよりはUni-motionの方が取り回しが楽だと思う (これはharumaki021.iconの意見。個人の感想です) 装着の手間はUni-motionでもHaritoraXでもVIVEでも一緒なので、新世代の解決方式を待つしかない
すっごい精度のよいKinectみたいなのが個人使用用途で出れば……?
【番外】初期不良がある?
2、3回使用したあと、突然Uni-Studio上でセンサーを認識しなくなった
サポート窓口からメールを送って、Uni-Station (受信機)を初期不良で交換してもらいました
ちゃんと動くかの確認は何回もやろう
Uni-motion購入前の確認ポイント
必要なものを確認しよう
SteamVRが動くスペックのPC
Uni-Station (受信機)をつなげるためのUSBポートがあるかも確認
VR機器
Uni-motion公式Webサイトの動作確認システム一覧をチェック
単三電池6本
EneloopPROを使うなら、つかえる充電器があるかも確認
磁気の影響があるか確認しよう
使いたい場所で磁気が強いか確認
方位磁石を磁気が出てそうな場所に近づけて、針が大きく振れるか確認する
スマホアプリ (iOS純正のコンパスアプリ)はいまいちわからんかった
磁気がでてそうなものの例↓
ホットカーペット
床暖房
磁石付き電源タップ
PCケース
デスク、スチールラック、椅子の金属フレームなど
【重要】磁気オフモードもあるよ!!
配送先は日本国内のみ
海外出荷はなしとのこと
Uni-motion初回セットアップの確認ポイント
ガイドにそって各種ドライバーやアプリをインストールしよう
電池のプラスマイナスの向きはセンサー内部に書いてある
Uni-motionを使うときの確認ポイント
SteamVR→Uni-Studioの順に起動する
SteamVRの起動ショートカットをデスクトップ上に置くと◎
センサーの磁気キャリブレーション (8の字ぶんまわし)をやったあとは、センサーの電源を切る
電源を切ることで設定がセンサーに保存される
電池を入れ替え→磁気キャリブレーション→電源切る→もういちど電源オン
センサー着脱のあれこれ
胸センサーを裏返して使う時
Uni-Studioで設定→「胸のセンサーはHMD基準で後ろを向いている」にチェック
胸センサーの位置は鎖骨と同じくらいの高さでOK
こうしないとつけらんない (でぶ)
各センサーが体の正面と同じ向きになるようにする
センサーが右向いたり左向いたりしないように
詳細キャリブレーションの場合は、センサーの位置をいい感じに補正してくれる。体の側面につけてもいけるかも
磁気・加速度センサーのキャリブレーションのあれこれ
電池を入れ替えたりしたときはこれをやる。毎回はしなくて良いらしい
また、充電池の交換の場合は、同じ電池を、同じ向きで入れるようにすることで、8の字キャリブレーションが不要になる場合があります。
1. 電池を入れる
2. ケースにセンサーを 6つ 4つ ならべる
3. 電源オンになっていることを確認
4. ケースの蓋を閉じる
5. 空中で8の字にケースをぶん回す
飛行機遊び (ブンドド)みたいに、立体的に8の字状に動かす
30秒くらい回す
6. ケースを開いて、センサーの電源をオフにする
7. 再度センサーの電源をオンにする
8. Uni-Studio→設定を開いて、すべてのセンサーが同じ向きになっていることを確認
※追記:
「一度にキャリブレーションできるセンサーの数は最大4個、推奨配置の通りに」
とのご指摘をいただき、修正しました。
(いっぺんに6つやっちゃってた……)
Uni-motionが入っているケースに、以下のように並べた後、ふたを閉じてぶん回します。
table: センサーの推奨配置
1 . 3 .
. 2 . 4
(ドットの部分は空白=センサーをいれない)
Uni-Studioでのキャリブレーションのあれこれ
2回にわけてしっかりキャリブレーションする
デフォルトは1ステップの「簡易キャリブレーション」
2ステップにするには「詳細キャリブレーション」を有効にする
太ももやすねが曲がる向きが変なとき→詳細キャリブレーション
オーバーレイキャリブレーション機能
Uni-Studioの設定から有効化する
ズレてきた!キャリブレーションやりなおそ……ってなったとき、デスクトップに戻らなくて済む
コントローラーをがっつり垂直に地面に向けて、トリガーを5回引く
Uni-Studioのキャリブレーションメニューが呼び出される
棒人間くんをみながらキャリブレーションする
詳細キャリブレーションを有効にしていると、オーバーレイの時はS字ポーズでキャリブレーションすることになる