戦績に付く注釈や但し書きは、思ったよりも伝わらない
「戦績に付く注釈や但し書き」とは
戦績は、単なる事実、データのこと
例: 〇〇大会で △△位、 〇〇さんが△△さんに勝った etc
注釈や但し書きとは、戦績に付け加えたくなるような追加情報
大会順位での例
〇〇大会で △△位 (ただし、途中で当たる予定だった格上プレイヤーが急遽キャンセルしたので、トーナメントでいいポジションだった)
〇〇大会で △△位 (ただし、いつもその大会に出ている上位プレイヤーたちは同日程に行われた別大会に出ていたので、楽なトーナメントだった)
EVO 20XXで優勝 (ただし、優勝候補筆頭がとある理由で欠場していた)
〇〇大会で △△位 (ただし、対戦ルールが若干特殊だった)
EVO 2015のスマブラ4が分かりやすい例。この時は、カスタム技が使用可能だった。
対戦成績での例
〇〇さんが△△さんに勝った (ただし、△△さんは体調が悪かった)
〇〇さんが△△さんに勝った (ただし、△△さんのコントローラが壊れていた)
〇〇さんが△△さんに勝った (ただし、△△さんはサブキャラを使っていた)
〇〇さんが△△さんに勝った (ただし、比較的重要度が低い大会だったので、そこまで真剣ではなかった)
〇〇さんが△△さんに勝った (ただし、対戦はオンラインだった)
「思ったよりも伝わらない」とは
上で挙げたカッコ内にある情報は、様々な理由から、時間の経過とともに印象が薄くなっていく
単純に古い情報は忘れられる
わざわざ書くと野暮ったいので、書かれない。そして、書かれないのでそれを知っていた古参勢が忘れる、また新規勢はそもそも知る機会が無い。
その情報が載るフォーマットに則さないので、書かれない
特に、戦績を単にデータとして羅列するような場面では、注釈なんて付けていたらキリがない
例えば、格ゲーwikiの「主な戦績」欄みたいなところでは注釈が付かない
ただし、注釈の"強さ"によってはちゃんと伝えられることもある
例えば、「EVO 2015はカスタム技有りルールだった」「対戦はオンラインだった」という注釈は強いので、比較的残りやすい。
自分が当事者だったとして、何が起こるか
良い方
思ったよりよく見られる
自分では「あの大会は数字だけ見れば好成績だったけど、まぁ色々ラッキーが重なったしな…」とか思っていても、外から見ると単に戦績だけ見られて、評価される
悪い方
自分が思っているようには見られない
自分では「あの時△△さんに負けたけど、まぁ平日大会だったしな…」とか思っていても、外から見ると「△△さんがあなたに勝った(=△△さんのほうが強い!)」と思われる、かも
自分で気にしないのは自由。だけど、周りも気にしないとは限らない
そして「あの時は平日大会だったし~サブキャラだったし~」と実際に発言するのは、かなりみっともないのでむしろマイナス
超余談
「対戦結果だけではなく、ちゃんと対戦の背景を見ろ」と言うのは、感覚としてはSNSの名前欄にありがちな「プロフィール必読!」に近いと思った。