抽選形式の募集は、ガチ勢が若干不利じゃないか、という話
背景
スマブラ大会は基本的にどれも先着形式
例外として、闘会議2017 niconicoチャンピオンシップ の予選として開かれた大会は抽選形式だった。内部事情は知らないけど、公式イベントだったので何らかの大人の事情で抽選になったのかなと予想。
人気の大会では募集枠があっという間に終わるため、募集開始時刻にPCやスマホの前に張り付いて申請の準備をしていないと大会に参加できない
「申請レース」と呼ばれる。数百人の枠が十数秒で埋まることもある。
主要大会では「優先枠」というものが上位プレイヤーに与えれれるので、上位プレイヤーは申請レースが免除されるのが通例。
smashgg が、2020年ごろにreCAPTCHA(「わたしはロボットではありません」のやつ)を導入。ところが、申請時にreCAPTCHAによる認証が出たり出なかったりするため、不公平さが叫ばれていた。 reCAPTCHAが出るかどうかについて、事前に別サイトでreCAPTCHAを済ましておくと出にくいなどの話もあるが、真偽不明
(超個人の意見) reCAPTCHAが出るのが仮に完全ランダムだとすると抽選形式とそんなに変わらないんでは?とも思う。ただ、「不公平感」があるのは確か。
抽選形式の募集は、ガチ勢が若干不利じゃないか、という話
先着順では、競争相手が「募集開始時刻にPCやスマホの前に張り付いてる人」つまりガチ勢だけ。
抽選形式は申請可能期間が数日となることが多いため、申請自体は張り付いてなくてもできる。
結果として、先着形式は「ガチ勢だけ」の戦いだったのに、抽選形式は「ガチ勢+ライト層」となり、競争率が上がって、先着順に比べるとガチ勢が不利になる、と思う。
抽選形式のメリットデメリット
メリット
申請可能期間が長いので、サーバーが落ちにくい
ライト層にリーチできる
「ガチ勢が相対的に不利」の裏返し
公平"感"がある
実際に公平かどうかは微妙
デメリット
枠を確保するために1人が大量に申請するリスク
先着形式にもこのリスクはあるが、1人で同時で複数申請するのは物理的に難しいので、ある程度の対策にはなる。
ガチでない人ほど当日のキャンセルが多くなりがち。
「行けたら行く」くらいの人が申請する率が高くなる。逆に言えば、先着形式は「行けたら行く」くらいの人をフィルタリングしているとも言える。
結論
公式イベントだと「サーバーが落ちないこと」「ライト層へのリーチ」「公平感」がある抽選形式がよさそう。
特に公式イベントは炎上リスクを嫌うので、より"安全"な方が選ばれがち。
それ以外の大会では今まで通り先着順がいいと思う。
ただ、smashggのreCAPTCHAは確かに体験として微妙なので、どうしたものか…