自灯明
お釈迦様の臨終のお世話をしたのは、多聞第一と言われた阿難(アナン)尊者です。
十大弟子の一人で、多聞とはお釈迦様の説法を一番多く聞いた人という意味です。
尊者はお釈迦様に聞きました。
「お師匠様亡き後、私は何をよりどころにいきてゆけばいいのでしょうか。」
お釈迦様は伏せたまま、「自灯明 法灯明」と答えられました。
自分をともしびとして、自分をよりどころとして生きていきなさい。
法(真理・お釈迦様の教え)をよりどころとして、他のものをよりどころにしてはいけません。