リテラシーではなくコンピテンシー
「私たちは「リテラシー」 という言い方をせず、「 デジタルコンピテンス」、および「 メディアコンピテンス」 と呼んでいます。「 リテラシー」 という言い方は、ユーザーが読者や視聴者といった受け手であることを前提としているからです。 対してコンピテンシーは能力や適性という意味ですが、「 あなたがつくり手である」 ということを意味しています。デジタルネットワークのなかでは、スマホで何かを撮影したい人は撮影をして、瞬時にみんなと共有することができます。ここで、みんながつくり手であるという前提に立てば、情報の共有についてその人が能動的に考えることができます。それが社会にも生産にも役立つスキルなのだということを体感して、かつ、誰もが民主的にさまざまなソースにアクセスできるようにすることが大切です」