アウグスティヌス
カルタゴからローマに移り、その後アテネで教授に。マニ教信者であった
人生の前半では、欲望に振り回される自分に悩んだ
キリスト教に改心し、アフリカに戻る
新プラトン哲学の影響を得て、キリスト教の教義を作った
神は絶対的な善として存在しているが、人間には不完全な善しか見えない→悪が存在するように見える(イデア論の影響)
聖書の曖昧な部分や疑問、批判に対して、論理的に説明できるようにした
例: 原罪
子供の頃に梨の実を盗んだ事がある
お腹が空いているわけではなかった
悪いことと知りながらやってしまった
人間には、悪い事を愛してしまう心がある
誰にでもそのような事をしてしまう、弱さがある=原罪
一方で良い事をしたい心もある
なぜ、良いことだけをできないのか?
精神が肉体に命令するのは簡単だが、精神が精神に命令するのは難しい
人に優しくする、健康的な生活をする
人間の精神が分裂している
ただ盲目的に神を信じるのではなく、頭でも理解する姿勢が、キリスト教の神学に繋がっていった
権威ではなく、聖書と神の恩寵と信仰を大切にする姿勢が、マルティン・ルターやカルヴァンに繋がっていき、プロテスタント運動に発展した