EUのオープンソース戦略
EUのオープンソースポリシーの効果について書かれているレポート。
Introductionには以下のように記載されています。
欧州委員会は、EU独自の社会的市場経済を活性化させ、競争を促進し、中小企業(イノベーションと起業家)を奨励することを目的としています。
私たちは、包括的でオープンなアプローチで欧州の人々をひとつにまとめ、新しい機会を見つけ、グローバル経済の現実に対応できる包括的な社会へと移行したいと考えています。
このすべてにおいて、オープンソースソフトウェアが果たすべき役割があります。
そして、以下のようにも書かれています。
オープンソースは、パブリックサービスの本質に近いからです。
- それは公共のコードであり、税金の利用用途して最適で、 選択の自由を促進し、「ロックイン」されることを避けることができます。
- ソフトウェアソリューションの使用と再利用が容易になるため、努力を結集して、相互運用性のある価値ある国境を越えたサービスを生み出し、効率を高めることができます。
そして
- オープンソースソフトウェアに機能を追加するのは簡単で効率的です。つまり、誰もが恩恵を受けることができるのです。
また、5つのガバナンス原則があります。
- Think open
機能的、総コスト、サイバーセキュリティが同等レベルであれば、オープンソースのソリューションが優先されます。
- Transform
私たちは、オープンソースの原理を利用して、革新と共創を行い、共有し、再利用し、ユーザー中心のデータ駆動型の公共サービスを共に構築します。
- Share
私たちはコードを共有し、関連するオープンソースプロジェクトへの付随的な貢献を可能にします。
- Contribute
私たちは、多様なオープンソース・エコシステムの積極的なメンバーであるよう努めます。
- Secure
私たちは、継続的なセキュリティテストを実施することで、私たちが使用するコードや共有するコードに脆弱性がないことを確認します。
- Stay in Control
私たちは、オープンソースで実装され、配布されるオープンスタンダードと仕様を推進します。
アクションプランにも興味深いものが多いですね。
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