社会的共通資本のこれからの30年を考える
https://gyazo.com/af52816258b8d131c1f1a9d081c16199
社会的共通資本は経済学者にあまり広まっていない。なぜか?
コモンズ、公共財の二番煎じだと誤解された
https://gyazo.com/7f1cd28034ee45d81ff6f738720ba692
https://gyazo.com/6b0727e6326d7fdbba5699586280a7e9
安宅:粗空間によるコモンズの問題は、取り合いではなく、誰かが変なことをやってしまう
この場合、混雑が課題なのではない。ガバナンス側の問題
金の取り合いはある
宇野:オストロムの感覚は経済学者の感覚
意識高い系の集まりにくると、交換様式Dとか言い始める 「実際に住んでみろ」といいたい
どうすれば行政が介入して、自治をできるのかという方が現実的では
私有地か国有化という議論に対し、中間的な領域ができるのではないか?というアプローチ
風の谷で直面しているのは違う問題
勝手に土地を買って好きなことをやっている人たち
積極的にそこに住みたいわけでもないのにそこになんとなく住んでいるところに、莫大な税金が投入されている
景観を破壊するものがある
擁壁とか自衛隊基地、ダム、原発など
赤城山という素晴らしい場所に巨大な高圧線がある
県庁自体が景観を破壊している
土地が余りまくっている中で、なぜあんなに高いビルが必要だったのか
公益とは何か?
山は自分のものだったとしても、それを見る人がいる
国家や行政が社会的共通資本とは違う意思決定をしている
市場一辺倒の問題をどう乗り越えるのか
風の谷では教育に力を入れている
子どもたちのできること、好きなことを伸ばしている
教育には150年しか歴史がない
国防システムとして作られている
大学はもともと学者のギルド。ほぼ貴族
国連→ユネスコ 1942
人を作り直す企画
教育は高コストだが、それをやる。異質を受け入れる。
強引にインストールされたもの
社会を安定させるための社会的共通資本とは何か?深く考えないとわからない
宇野:教育は親ガチャをキャンセルする仕組み
このカンファレンスは平日の昼間にやってる
もっと普通の人がこれるやり方にした方が良いのでは
ちゃんと拡張性のあるモデルを作りたい
安田
画一的ではなく、個別化された教育ができないか。
多くの市場もそう
質のコントロールが必要な時代があり、一定以上からは個別化されていった
供給側の技術革新があったから
安宅:AIは結構早いデバイスや帯域を要求する
このままいくと、デジタルデバイド以上のデバイドが起きる
AIアクセスを基礎的な人権に入れる必要があるのではないか
インフラは国家が整備し、教育内容は各地で作るバランス
宇沢:医療では棲み分けがうまくいった
宇野:それはどうか?地方を美化しすぎ。制服を無くす提案をしただけで出禁になった
宇野:国家とマーケットの組み合わせと、インセンティブ設計だけで勝負すべき
分散的なガバナンスが必要
コミュニティ回帰みたいなハートウォームな話ではなく、明確なインセンティブ
DAOの意味はここ
https://gyazo.com/b9e2f4813906cf333f7d6a1644966df0
https://gyazo.com/ae459840add05e24498c9717944610e3
宇沢もマーケットのことは信頼していた
お金を払ってくれれば誰でも取引が成立するという意味で、力を持っている
安宅:経済原理のせいで景観が崩れている。
私有地ですらコモンズの性質を持っているのが現代
こういったことに対する制約を、コミュニティ抜きでやることができないか。国家は失敗している。
土地はそこに住んでいる人のものでもあり、外からくる人のものでもある
市場の外部性をどう考えるか
外部性をどう内部化していくか
税金、価値観、様々なアプローチ
安宅:今力を持っている人たちしか意思決定にかかわらないとおかしなことになる
子や孫たちが尻拭いする
未来の人を始めから判断軸にいれる必要
宇野
マーケットの外部は国家でも共同体でもない