ダメージ計算の謎・3
防御力389と防御力597の物体に攻撃するとき、攻撃力を上げていくとダメージがどう変化していくか
をみたもので、結果をグラフにすると
https://gyazo.com/4c824821041aaa3650137cdc594efd7d
こんな感じでした。
攻撃が防御の10倍以上になると、攻撃力アップの効果がすごく低くなる
と思われるわけですが、同時に、このグラフだけを見ると、疑問が湧いてきます。
攻撃が防御の10倍以上になると、防御に関わらず、攻撃力だけでダメージが決定するのではないか?
つまり
防御が違うと、最初は別のグラフだが、攻撃が防御の10倍以上になったところから、グラフが重なるのではないか?
と思ってしまうわけです。
というわけで、実験します。
上のグラフは
防御389と防御597のプレイヤー都市を、いろんな攻撃力で攻撃した時のダメージ(兵力ダメージ補正後)
を描いたものです。
ここで、防御を思いっきり低くした場合のダメージのグラフを描きたいのですが、プレイヤー都市の防御を思いっきり下げるのは難しいです。
そこで防御28(!)の部隊へのダメージを拾います。
用意した防御28の部隊は弓、攻撃部隊は騎兵でしたので、相性を125%から100%に補正します。
さきほどの物体へのダメージについては、対物相性が55%でしたので、これも100%に補正します。
もちろん、兵力ダメージも0に補正します。
こうして、防御28、389、597の3通りで、攻撃力とダメージの関係をグラフにします。
https://gyazo.com/439fa36f34e47350b0a6d8cbee90f872
こんな結果になりましたが、グラフの内容の話の前に、攻撃力1万超えで防御力28をどうやって攻撃するねん、という話です。
攻撃力を1万以上に上げるためにはバフをかけなければいけませんが、戦法発動までには通常攻撃があり、防御28の部隊だと攻撃力を上げる前の通常攻撃ですぐ壊滅してしまいます。
しかし、戦法発動までは巻き込まれないけど、戦法が発動したら攻撃力が大幅にアップして通常攻撃で巻き込める、という、便利な武将がいました。
https://youtu.be/Oe6j2fo-wwI
ホウ徳です。
動画では、攻撃力が2888に兵法書で+697して3585。
ホウ徳の戦法で3倍の10755。
ダメージが4063ですが、相性を1.25から1.0に補正し(÷1.25)、さらに兵力ダメージを引くと、約3150となります。
https://gyazo.com/b5f4b24ad3b8dc585040efd42178b791
そうやって苦労してゲットしたデータをグラフにすると、やっぱり、防御の10倍(攻撃力280)のあたりで傾きが大きく変わります。
しかし、「攻撃が10倍以上になると防御関係なくなるんじゃね?」という先ほどの疑問については「そんなことない」とわかりました。
そして、攻撃が10倍以上になり、変わった後の傾きも、単純な直線ではない気がします。
じつは、防御597とかのデータを使って攻撃が防御の10倍を超えた場合のダメージ計算式を考えていた時、どうも、傾きが直線じゃなくて、攻撃が上がるにつれて傾きが小さくなっていくような気がしていました。
それを確認する意味もあって、防御28の実験をしてみたという経緯もあります。
するとやはり、防御の10倍よりも攻撃力を上げていった場合、単純な攻撃力の一次関数じゃない気がします(対数関数っぽい曲線か、途中で折れている直線か)。
しかしまあ、実戦には何の影響もないので、そんな感じのノリっぽい、ってことで、結論とします。
というか、攻撃力が防御力の約500倍とか、実戦では絶対にありえないデータを取って、何がしたいんだ俺は…
次回は、「防御が攻撃の10倍以上になったらどうなるか?」です。
いや、それも実戦で出てこないだろう…