宮崎良文
自然セラピー学、健康科学
千葉大学
自然セラピー
自然セラピー研究の目的は、自然環境(要素)がもたらす生理的リラックスならびに免疫機能改善効果を明らかにし、自然セラピーが持つ予防医学的効果を明らかにすることである。
生理評価としては、1)脳機能(近赤外分光法等)、2)自律神経機能(心拍変動性、血圧等)、3)内分泌機能(唾液中コルチゾール等)および4)免疫機能(NK細胞活性等)を用いる。実験は、1)フィールド実験(森林セラピー、公園セラピー等)ならびに2)室内実験(五感を介した単独刺激)の両面から実施している。
自然セラピーが持つ予防医学的効果を解明することにより、現在、社会問題となっている医療費削減にも貢献できると考えている。