児童の「はだしの生活」プログラムに関する意識
茨城大学教育実践研究(23): 161-167
服部恒明
2004-10
abstract
「はだしの生活」を実践している小学校の2年から6年生を対象に,「はだしの生活」 プログラムに対してどのような感想・意見をもっているかアンケート調査を実施した。そ の結果,大部分の児童は「はだしの生活」は「つめたくて気持ちがいい」と感じ,はだし の生活を肯定的に受けとめていることが明らかになった。時間的(夏期間)および空間的(校舎内)に限定したプログラムは,無理なく実行でき,かっ皮膚感覚を豊かにする可能 性があり,はだしの教育の新しい方向性として注目される。その一方で,生理機能などの 個体差にもいっそう留意し,プログラムへの参加の自由度についても配慮する必要がある だろう。
茨城県水戸市内の小学校
6.7.9月のみ校舎内をはだしで過ごす。外では靴を履く。
子どもたちの感想は概ね肯定的。
冷たくて気持ち良い(2-6年)
脳の働きがよくなる(4年)
風邪ひかない(4年)
足・体が丈夫になる(4.5.6年)
水虫ができた(6年)
足が冷たくていや(2-6年)
夏場だけなので、小渕小や笠原と比べると季節感や情緒的な感想は少ない。