自作キーボード設計への道のり
2021/10/27
長い道のりになります
自作のキーボードを作りたくなったのでその道のりを書いていく。ここでいう「自作」とはキットなどを組み立てることではなく、PCB(プリント基板)の設計も含めてすべて自分で行い、オリジナルのキーボードを作ることである。
完了するまではここをメモ代わりに整理しながら、時系列で書いていくことにした。もし付き合ってくれる人がいたら、たまにこのページを覗いてほしい。とにかくウザいくらい長いものになるだろうと思う。
そして、ついにすべてが完成したら、挫折と栄光をあらためてまとめるかもしれない。でも途中で飽きてやめる可能性も十分にある。とりあえず一緒にやる友達がほしい。
なぜそうなった
いつものことなんですが突然やりたくなった。色々見ていたら頑張ればできるかもしれないと思った。
キーボード自作シーンが面白いと思った。OSH (Open Source Hardware)の精神でみんな設計図やファームウェアなどをこれでもかと公開していた。
キーボードは極めてシンプルな電子機器で、素人でも頑張ればできそうな気がした。
わたしについて
1987年生まれ
普通の文系サラリーマン。
電子回路、電子工作の知識一切なし。
当然自分で回路を作ったこともなし。
理系科目を学校で学んだ経験無し。
よって一応開発環境はある。あとGit及びGitHubも少しわかる。
CADなどの設計ツール未履修。一度も使ったことがない。
Linux未履修。(Win/Macは両方あり)
AdobeのAI, PSはそれなりに使える。
はんだ付けはちょっとできる。わけも分からず楽器(エレキギターやエフェクター)の配線を指示通りにはんだ付けをしていた。
キーボードに関する知識はちょっとだけ。どんなキースイッチがあってどんなメーカーがあるかなど。
読みリスト
ツールを整理
とりあえず直近でやること
この2つを買ったので、到着したらまずは実際に組み立ててファームウェアをいじってみる。
ちなみに自作キーボードキットにははんだ付けが一切不要なものも多いが、この2つはダイオードやマイコンなどの部品もはんだ付けが必要なもの。
あまりフルキーボードや60%キーボードなどを自作することには今の所興味がない。絶対買ったほうが品質がいいだろうから。それよりもおもちゃみたいなサブのパッドみたいなものを作りたい。
ちなみに、PCBというのは厳密にはプリント基板に細かいパーツがすでにくっついており、回路として動く状態のものを指すらしい。それに対して、部品がついていないものをPWB(Printed Wiring Board)と呼ぶそうだ。しかし自作キーボード界隈では上記をひっくるめてPCBと呼ぶ慣習があるみたいだ。
キットが届くまでゆっくり待つ。その間はゲームをしたりBotに時間を使おうと思う。
2021/10/30
を読みながら実際にKiCadを触り、使い方を学ぶ。すごいなー。これでもかと親切に書かれてる。そうこうしてたらTONE&NOTEが届いた。けどまだ欠品がないかチェックしただけ。スイッチとPro Micro、キーキャップも一緒に購入。 アリエクでも2週間ほど前に色々細かいものを買ったが、まだ届いていない。
2021/11/1
TONE & NOTEの組み立てとファームウェアの書き換えをおこなった。
QMK MSYSとFirmwareが結構わかった。
キーボードが動く仕組みとコードの書き換えがすこしわかった。
完全自作のキーボードを作成する場合でも1からファームウェアをコーディングする必要はなさそう。
QMK Toolboxもわかったが、これはいらないかも。
はんだ付けは全然難しくない。
はんだの煙をなるべく吸いたくないので換気扇を作ろう。どこかにファンが余ってたはずなんだけど見当たらない。
キーマップは下記の機能を使うために書き換えた
1. Discordのマイクミュート(押している間だけ)
2. メディアの戻るボタン(グローバル)
3. メディアの停止/再生(グローバル)
4. メディアの進むボタン(グローバル)
5. OBSのマイクミュート
6. OBSのシーン切り替え1
7. OBSのシーン切り替え2
8. OBSのシーン切り替え3
9. ノブはWindowsのボリューム上げ下げ
2021/11/7
もともとCherryの桃軸(サイレント)がついていたけどリニアはどうも合わなかったので交換することにした。交換のスイッチの選定は迷ったが、いわゆるパチもんHoly Pandaをセレクト。
購入はアリエクにて。70個で4,000円しなかったと思う。
ルブ(一番つらい)
Ducky分解
スイッチ外し(ホットスワップは当然ないのでチマチマ吸い取り)
清掃
パチHoly Panda取り付け
という普通の流れでおそらく6時間以上はかかったと思う。ルブが作業の2/3くらいはかかっているかもしれない。
大変満足。コトコトと低めの音でタクタイルのワンクッションある感じがすごいいい。やっぱりタクタイルが一番好き。今後はタクタイル以外は買わない。
2021/11/10
MurphPad - MechWildがようやくアメリカから届いた。シカゴ付近っぽい。腰を据えてやりたいので次の休みの日まで置いておこうと思う。とりあえずPro Microはコンスルーにしたいので、ピンを買ってこようとおもう。でもPCBがコンスルーいける穴でないとだめなので確認。学んだぞ。