既存のRailsアプリにGraphQL APIを足す
graphql-ruby はただのGraphQL処理系で、ウェブアプリケーション全体に影響を及ぼすものではありません。Rails的に言えば、 GraphqlController#execute というアクションを追加するだけですし、これすら rails generate graphql:install で雛形を生成できます。したがって、すでにRESTful APIで運用しているRailsアプリにもGraphQL APIを足すことは簡単ですし、それから徐々に移行していけばいいのです。 クライアントサイドも、ApolloやRelayなどの専用クライアントを使わず運用することは十分可能です。実際、KibelaでもApolloを導入したのは最初にGraphQL APIを導入してから1年近くたった後のことでした。それまでは、単に文字列をpost bodyで送ってJSONを返すエンドポイントとしてGraphQLエンドポイントを利用していただけです。 このように、小さく導入できるのもGraphQLの強みです。