コリンエステラーぜ
肝臓で作られる酵素のひとつで、肝機能が低下すると値が低下します。また、脂質代謝にも関わっているため、栄養過多で起こる脂肪肝や脂質異常症では、値が上昇します。コリンエステラーゼ(ChE)低値は肝機能低下と低栄養状態があり、急性・慢性肝炎や肝硬変、急性重症感染症、慢性消耗性疾患、悪性腫瘍などがあります。ChE阻害作用を有する薬剤の服用でも低下します。その他の肝機能が正常値の場合は、慢性的な低栄養状態が考えられます。適切なエネルギー摂取をすること、炭水化物・たんぱく質・脂質を適正な配分でとることに注意してください。 基準値
男性: 234~493U/L
女性: 200~452U/L
この検査で疑われる病気