CP932誕生の経緯
https://gyazo.com/ade7e3807cb70f8868703219710dea6dhttps://gyazo.com/f6a7b74e5f99b5e9972b6a5596d3cafehttps://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/88/Euler_diag_for_jp_charsets.svg
複雑すぎてわからん
経緯
1. 1980年代 パソコンで日本語を表現するにはJIS X 0201やJIS X 0208が利用されていた
2. 1982年 Shift_JISが実装された
MicrosoftによりMS-DOSの標準日本語コードとして採用された
管理のため、「コードページ932(CP932)」という番号が振られた
ここからCP932(※)という名称はある
3. 1983年頃 MS-DOSに搭載する際、JIS X 0208部分の拡張が許されていたため各OEMベンダーが「コードページ932」の独自拡張を行った
3.1. NEC特殊文字
Shift_JISで空いている場所に①、②..などを収録している
NEC拡張CP932といえる?
3.2. IBM拡張文字
Shift_JISで空いている場所に髙、﨑などを収録している
IBM拡張CP932といえる?
これらの独自拡張は、のちにJIS X 0213やUnicodeにも取り込まれている
4. 1993年 Windows 3.1の日本語版を出荷する際、多様化した「コードページ932」を統合することとした
特に大きなシェアを持っていた上記2種の拡張文字を中心に統合
これをIANAに「Windows-31J」という名称で登録した
5. Shift_JISのその後(Shift_JIS-2004)とは別の道を歩む
Shift_JIS-2004とCP932は互換性がない
以上のような経緯から、Windowsに搭載されているShift_JISには呼び方が色々ある
1. Windows-31J
IANAに登録された名称
2. CP932 / 統合されたCP932
なんて呼べばいいかわからないが、あっている
ただし、独自拡張を統合する前の生まれたてのCP932(※)地点と、統合されたCP932だと意味が違ってくる
が、生まれたてのCP932を今言及するシチュエーションがあるんだろうか?
CP932≒統合されたCP932と考えてよいのでは?
3. MS932
Javaでは統合されたCP932をこう呼ぶ
参考
/gosyujin-books/0163: 改訂新版 プログラマのための文字コード技術入門 00.pdf#628b74372c53d8000014f7ce
/gosyujin-books/0048: Software-Design-2020年2月号 00.pdf#62254b2a2c53d80000b5133f
/gosyujin-books/0050: Software-Design-2020年2月号 00.pdf#62254b2a2c53d80000b5140a
「WindowsはShift_JISだから…」は要注意
比較:(日本語 (シフト JIS) - CP932) (日本語 (シフト JIS) - shift_jis) - 文字コード表 | UIC
比較:(日本語 (シフト JIS) - shift_jis) (日本語 (シフト JIS) - shift_jis2004) - 文字コード表 | UIC
CP932とMS932の違いを調べて知ったCP932とSJISの違い - ponsuke_tarou’s blog
Shift_JIS と Windows-31J (MS932) の違いを整理してみよう |
sjisで文字化け対応、髙、﨑 など ( CP932編 ) : 仕事メモとか
CP932
Shift_JIS - Wikipedia
Microsoftコードページ932 - Wikipedia
(プログラマのための) いまさら聞けない標準規格の話 第1回 文字コード概要編 | オブジェクトの広場
JIS X 0208, Shift_JIS, Windows-31Jの歴史と違い - NDW