マイナンバーカードの2025年問題 初の電子証明書の有効期限切れ
マイナンバーカードの有効期限問題
カードの有効期限は10年なので、この制度が始まってすぐ作成した人たち=2025年に初めて更新する人たちとなる
マイナンバーカードには2つの有効期限があります。物理的な身分証明書のカードとしての有効期限(10年)と、デジタル的なオンラインの身分証明書である電子証明書の有効期限(5年)の2つです。カードそのものとと電子証明書の有効期限が違います。そして、2025年は多くの人がこの電子証明書の“期限”を迎える年となっています。
2025年6月12日 更新を忘れずに 2025年「マイナカード有効期限問題」に注意 - Impress Watch
マイナンバーカードを日々使っている人は、粛々と更新するしかないと思っているのだが…
気になるのが次期マイナンバーカードの話
1. 暗号方式が強固なものに変わる
次期マイナンバーカードの方が安全
2. カードの更新期限と電子証明書の更新期限がそろって10年となる
現行マイナンバーカードで更新すると、5年後に電子証明書の更新がやってくる
3. 2026年導入を視野に入れている
リリース時期が切られているせいで「ちょっと待った方が良くない…?」という考えになる
多分遅れると思うが…
①暗号方式の在り方
電子証明書の有効期間(5年)をカード本体の有効期間にあわせ、10年に延長する。(略)その前提として、10年の有効期間に耐えうる強固な暗号方式に移行する。(公開鍵暗号方式についてECDSA 384(192ビットセキュリティ)、ハッシュ関数についてSHA-384(192ビットセキュリティ))(略)また、カードの仕様としては256ビットセキュリティの暗号方式(公開鍵暗号方式についてECDSA 521、共通鍵暗号方式についてAES256、ハッシュ関数についてSHA-512)に対応できるものの採用を検討することとし、共通鍵暗号方式でのGCM対応については、Global Platform仕様等の標準規格では採用されていないため、将来的な課題として検討する。
(略)
②更新の在り方
ア 現行カードにおける電子証明書の更新
現行カードの電子証明書の有効期限は5回目の誕生日であり、(略)
イ 個人番号カード自体の更新(10年目)について
個人番号カード自体の10年目の更新について、(略)
(略)
(15)次期カードの導入時期
個人番号カードの導入から10年を迎える2026年をひとつの視野に入れ、様々な関連システムの対応等に十分考慮し、極力、早期の次期カードの導入を目指し、引き続き検討を進める。次期カード導入時期以降、現行カードの電子証明書の更新の際には、電子証明書の更新ではなく、次期カードの取得を推奨し、速やかに次期カードへの切り替えが進むように検討する。
2024年3月25日 次期個人番号カードタスクフォース(第4回)|デジタル庁
つまりどうすれば…
やっぱり日々使っている人は更新するしかなさそう
マイナ保険証とか確定申告で使っているし、わざわざ代用を立てる方が面倒くさい?