ポジティブ・コンピューティング
2013年から「ユーザの幸福を直接的に扱い,幸福感を高めることに作用する研究」を行っています.
主観的幸福度の向上を促すソフトウェアキーボードに関する研究
ネガティブな印象をもつ単語がユーザによって入力された場合に,通常の変換候補に加えて,ポジティブな表現をもつリフレーミングされた単語を変換候補として表示することにより,ユーザがその単語を目にしたり,その単語を変換候補として検討したりするという過程が,ユーザ自身をポジティブにすると考えられる.つまり,文字入力において変換候補を検討する過程に,ユーザ自身の主観的幸福度を高める効果が期待できる.
発表論文
福本 誠, 郷 健太郎, 木下 雄一朗, 石原 真紀夫, 舘岡 大貴. 感性工学におけるポジティブ・コンピューティングの実践:第15回春季大会における企画セッションの研究紹介, 感性工学, Vol.18, No.2, pp. 1-8, 2020.
守屋 裕貴, 郷 健太郎, 木下 雄一朗: 主観的幸福度の向上を促すソフトウェアキーボードの開発; 第15回日本感性工学会春期大会予稿集, No. 4C-02 (3 pages), 2020.03.06(優秀発表賞受賞)
研究費
郷 健太郎 (研究代表者). ポジティブキーボード:文字入力によるウェルビーイングへの新たな介入の試み (研究課題/領域番号: 20K11904), 日本学術振興会・科学研究費補助金, 基盤研究(C), 2020〜2023.
2020/08/05