Toshiさんとのやり取り
で多分お聞きする
NFT, DAO, ブロックチェーン文化は本来、信用や価値判断の分散性を重んじるハッカーイデオロギーに根ざしていると思ってた けど自己相対化よりも権威付けのために美術史に接続したり、中央集権的な決済ネットワークや信用制度に依存したクレカを発行したりするのを見ると、ちょっと凹むってか寂しい。
Social goodなことをするなら、それ自体尊いんだからDAO・NFTに託つけなくてもいいと思うし、K-Systemやその背後にある彼の美学観を実装レベルで再解釈するのではなく、緩く「アルゴリズムを用いてモンドリアンのようなグラフィックを生成する」なら川野洋を前面化する必要もないと思うんです …っていう同じ疑問をhysyskさんがtakawoさんに正面切ってぶつけてて、書かんくて良いことなんだけど(オープンであることに免じて許して下さい)、双方とも僕はめちゃくちゃ素敵だなって思ったっす Nishikigoiへの言及(だと思う)ありがとうございます!めちゃくちゃ葛藤がありましたが、地域への関わりしろを増やすためにクレカ発行にいたりました!
1点、私が取り組んでいるソーシャル的な活動と川野洋の話は、プレイヤーや背景が全く異なるので関連させてしまうと誤解があるように感じました!
はい、展示の方は庄野さんらが中心となって企画されたことも存じ上げております。ただ、出展作品がNFT化されていたり、Toshiさんは現在はNEORTの代表もされていることから、ブロックチェーン文化に関連する動向として二者ともに言及させて頂きました。スレッドに補足頂き助かります!🙏
いい議題をもらえると嬉しくなります。個人的には「◯◯は本来◯◯だ」みたいに認識してる枠が勿体無いなと感じるし、その圧力をどう超えていけるのかが挑戦だなと思ったりします。文化は外部から与えられるものとして認識するのではなく、自ら生み出すもの。@toshiaki_takase on X (26:00)
baku89.icon それでいうと、フリーカルチャーっていうものが、そこまでホットな話題にならなくなってきたのと入れ替わりで、それこそブロックチェーンとかDAOみたいなものが出てきた訳じゃないですか。
hysysk.icon そうかもね、まぁ。
baku89.icon そもそもこの高尾さんの、林さんが反応されていた元の(僕からToshiさんに対する前掲の)ポストって、直接的に特定の団体に対する批判ではあったんですけど。Nishikigoi NFTでしたっけ。
hysysk.icon山古志村DAOでしたっけ。
baku89.icon 一応これDAOではないんですかね。
hysysk.iconもともとNishikigoi NFTっていうのは山古志っていう地域のNFTを売っていて、でそれを買うと、(デジタル)村民になれる。結構日本におけるDAOの成功例みたいな感じで話題になったやつで、あの関わっている方が僕が昔仕事したことあったりしますね。
baku89.iconぼくはこの1月位に、Toshiさんっていうこの代表の方とDIG SHIBUYAっていうイベントでちょっとした対談というかトークをしたりもしたんですけども。最近活動を見てみたら、クレジットカードを発行されていて。ある意味Web3とか、DeFi、Decentralized Finaceみたいなものに対して夢中になっている方々って、現行の中央銀行が発行するような貨幣システムだったり、クレジットカードっていう中央集権的な信用システムに対してすごい反抗的な人たちの集まりなのかな、って勝手に期待していたところがあって。イマイチ僕もちゃんとした理解をしていないので、むしろいつかToshiさんとお会いしたときに御本人の口から聞きたいなと思っていたことなんですけど。Web3やNFTで盛り上がっている人達って、ある意味(Web3が指向する分散性、自律性に対して)潔癖的なところがあるんじゃないかと思っていて、良いじゃん良いじゃんと思っていたのが、わりとそこは、良く言えば今の貨幣制度とそこまで繋がりを潔癖的に断たなくても良いやという柔軟な姿勢でもあるし、他方では暗号通貨みたいなものが目指すものってなんだったの? って思っちゃうっていうか…。
hysysk.iconそうですね。僕もあまり分かってるわけじゃないですけど、そういうラディカルな人達に比べると、そのへんはだいぶ穏健というか、今の体制とうまく共存しながらやっていく方向にはなっているかもしれませんね。
baku89.iconそうですね。多分それと同じようなことが、NFTにまつわるジェネラティブアートにおいても起きているというのがここ最近僕や林さんが時々アジっているようなことなのかなって。
hysysk.iconでもそうですね。何となく分かるというか。結局そのフリーカルチャーやネットレーベルってのも、結局消えていったというか、その時は僕らの中では盛り上がっていたけれども、その後サステナブルに続いていたりとか、大きくなったりとかはしていないっていうのがあって。そこでやっぱりお金だったり、コミュニティを継続していくために、もうちょっと仕組みが必要なんじゃないかってなって、NFTだったりとかDAOだったりっていうものに可能性を見出すっていうのは、理解できることだなっていう風には思います。
baku89.icon多分フリーカルチャーで、アーキテクチャとして存在していたのは―アーキテクチャーなのかコードなのかはわかんないですけど、Creative Commonsっていう、オープンソースライセンスを、プログラムのソースコードだけじゃなくて、文化芸術作品全般に使えるようにしたライセンスだったじゃないですか。それ以外の部分って、具体的な社会実装ってのがなくて、(フリーカルチャー運動という)考え方だけが流布していたっていうのがある意味尻すぼみになった一つの原因なのかなとも思っていて。そうなんですかね。
hysysk.icon 結構みんなの余剰というか、わりと本当に趣味ベースみたいなところをもって動いていたところがあって。それ故に僕は面白かったなというのはあったんだけど、それ故に続かなかったみたいなところがあるから、みんなのライフステージの変化だったりで、自然になくなっていく。
baku89.icon 気づけばそれこそ、ドミニク・チェンさんは最近は全然CCについてあまり話されてないですよね。改めてドミニクさんとかに「10年後のフリーカルチャー」みたいなものをどこかで語ってほしいなって個人的に願っていたりするんですけども。
に対するToshiさんの反応:
言及ありがとうございます!好きな人に告白する前に振られてしまった感じはありつつ、近いどこかで語り合えるのを楽しみにしています。私にとってのブロックチェーンは、何かへのカウンターや敵視ではなく、ある種の救いでした。これからも小さくて多様な価値が認められるように精進します。 @toshiaki_takase on X