NFT覚書
PoXに参加したときのメモ
個人的には、NFT/PFPカルチャーへの興味というよりは、gen art / creative coding文脈とは違う方と共作することで、シンプルに空気感というか手触りの違うものが出来たらな、という素朴な動機
MUTEKに出たときと狙いは近い
Generative art はコードを書く当人が一番おもしろいというのは常々思っている
オンチェーンにするために /クライアントサイドのブラウザ環境で動かすためにピクセルアートやSVGにするくらいなら、全組み合わせを脳筋で事前計算しまくれば「NFTっぽい」スタイルから脱却できるんじゃ?
造形の生成自体はプロシージャルモデリングや物理シミュレーションを用いてパラメトリックに行われるものの、そこにポストエフェクトも織り交ぜて、リアルタイムとプリレンダーかを混ぜこぜに
つまりは計算資源の前借り
Generative NFTにすることだけが決まっていた状態でKaiさんからピクサーばりにモフモフの絵を頂いた時は、正直頭を抱えたのですが、逆にそのおかげで開き直ることができた
スマコン回りを、ERC721やSolidityなど一通り勉強してみて、「World computer」としてのEthereumやTezosの思想にかなり喰らった一方で、どちらかというとアートや希少材としての使途よりは、例えば僕個人のオープンソースプロジェクトのためのDAO、ライセンスやドネーションの仕組みのために使うことに興味が湧いていた
恥ずかしながら本展示も実はあまり腑に落ちてなかったのですが、ギャラリートークを聴いて、界隈の方がNFTのどういう側面に興味を抱きながら数多のプロジェクトをディグしているかようやく腹落ちした
ハッカー的イデオロギーとアートの融合、コミュニティの形成、NFT同士の(文字通りプログラム的に参照を持たせた)アプロプリエーションとか
それを踏まえて自分らのプロジェクトを観てみると、良くも悪くも場違いではあるのですが