Digital Materialism
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情報的実在論
「デザインにUndo機能を実装する(ことは可能か?)」
https://www.youtube.com/watch?v=YczWjIOO3OM
ttps://mmmmm-mmmmm.notion.site/1cdcda81ec394342a5273d1aade73f2b
デイビット・チャーマーズ - it-from-bit
もしも私たちがシミュレーションの世界にいるのならば,テーブルや椅子は錯覚ではなく完全にリアルなものだが,それらはビット(情報の基本単位)でできたデジタルのもの[デジタルオブジェクト]*になる.ここから現代物理学における〈ビットからイット(it-from-bit)説〉につながっていく.物理的なものはリアルであると同時にデジタルなのだという理論だ.デイビッド・チャーマーズ『リアリティ+(プラス) 上: バーチャル世界をめぐる哲学の挑戦』 p. 25
“Information is Physical” - ロルフ・ランダウアー
ランダウアーの法則
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この式の意味は「シャノン情報量を《消去》すると、少なくともの熱が環境に放出される」ということである。つまり情報は作り出す時ではなく、例えばメモリークリアのように、それを《消去する》ときに熱を放出する。もちろん、この熱は実質的には極めて小さい。
丸山善宏 - 情報の二相理論
認知の次元が物質の次元とは異なるというのはチャーマーズらの考えでもある.チャーマーズは物質の次元と認知の次元を統合的に扱うための枠組みとして「情報の二相理論」というものを提示した.真の実在は情報的実在であり,真の実在としての「情報」の二つのアスペクト(相)として物質の次元と認知の次元が存在するという考えである.これは物質世界と認知世界を分かってきたデカルト的二元論を「情報的実在論」の構築により乗り超えるという試みであると考えられる.「情報の哲学」や「計算の哲学」は,計算機科学や情報技術産業の発展からやや遅れて現れてきたもので,二〇世紀後半の哲学のランドスケープにおいて未だ中心的存在ではなかった.しかし今世紀においては,フロリディの「情報の哲学」の普及などにも見られるように,徐々に影響力を強めているもので,「哲学の情報化」の傾向は,ちょうど「物理学の情報化」が起きてきたのと同様の仕方で,今後ますます強くなってゆくものと思われる.丸山善宏『万物の理論としての圏論』 p. 113