現実の中二病
邪気眼系、世界の裏組織系、アニメキャラなりきり系のような中二病があまり分からない
伊集院本人が指標として挙げた例は「『因数分解が何の役に立つのか?』『大人は汚い』と言い出す」「本当の親友を探そうとする」など。
実際そのくらいの塩梅じゃない? 14歳と言えどファンタジーと現実の区別はつくだろうし
小5の頃、担任の先生が北の工作員で、自分は拉致されると思っていたことが一瞬ある
自分の名前を音読みして中韓っぽくしよう、という謎の授業
担任が「モクソン・ユウ」で、あまりに(当時の自分の印象として)北の人の名前っぽ過ぎた
記号化された中二病よりも、現実の中二病は絶妙な生々しさがあるゆえにより面白い
音楽、文化系
Appleとラーメンズがセンスがいいものの最高峰だと思っていた
人生で初めて物理的に買ったアルバムがFPM田中と小林賢太郎のアルバム『SymmetryS』。一曲目の「Sex」という歌詞を76回繰り返す曲を聴いている自分に酔っていた
このアルバムが出た時、KREVAの気持ちをずっと考えていた
『もらい泣き』のイントロのサビ後に入る一青窈の「カタタピ〜カタタピ〜 ヒャーイヤーイヤー」という謎のスキャットにモゾモゾしていた
Perfumeはポップ過ぎる、capsuleを聴くほうがカッコいいと思っていた
Daft Punkの『Technologic』を、聴きやすいよね〜と言いながら人に聴かせていた
机の右上にサラ・ブライトマンの『Question of Honor』の歌詞を書いていた
“If you win or you lose, it's a question of honor“
國澤が「question」の用法に違和感を感じたのか、母親に聞いた所「名誉の質問」はおかしいとのこと
歌詞自体は合っているのに
ラーメンズ、アルファルファ(東京03の前身)、オークラによる芸人アイドルユニット「チョコレイトハンター」の公演で、フラッシュダンスの曲に合わせて回し蹴りダンスをする小林賢太郎に憧れて、高校の学祭で踊るイメージトレーニングをしていた
学校、友人系
Windows Vistaのアイコンを描く練習をしていた
休み時間にトゥルトゥルのVistaのロゴを黒板中央に書き、次の授業の先生が苦々しく消すまでがセット
オタクのタギング by 79さん
当時Appleが使っていたMyriadをフリーハンドで書く練習をしていた(鏡面反射込みで)
iPod nanoのタグライン「1000 songs in your pocket」を教室ドア横の小さい看板に丁寧に書いていた
ペン回しを必死に練習していた
JEBというオンラインフォーラムがあった
化学系大学生が考案した、有機化合物のような技の命名法を最高にカッコいいと思っていた
e.g. 2,1-FluentSonic(人差し指、親指を軸に連続して行うフルーエント・ソニック)
オンライン上のペン回しネームは「Fluorine-」
フッ素。イオン化もしている
國澤は「supa_pepe」
Pen Unripe(確かРԐи ΨпяіРԐのように偽キリル文字化させていたはず)という、ペン回し初心者同士で結成したユニットに所属していた 回しやすさのためにペンを改造し、書けない何かが生みだされるのはデフォ
https://scrapbox.io/files/67524b0262a3579d0ce097a9.png
長ければ長い方が回しやすいことに気づき、最終的にステンレス製の伸びる指示棒を回していた
コンピューター系
将来の夢を、「プログラマー」ではなく「開発者」と名乗る
iPod TouchをGUI製のツールでJailbreakすることを「ハッキングする」と呼んでいた
Macがほしすぎて、Macを持っていないのにMac OS X Leopardの発売日にApple Store札幌まで行き店員さんとツーショットで写真を取った
パソコンの授業で、トラブルが起きたクラスメイトに助けを求められた際、無意味にコマンドプロンプトを開き、システムディレクトリに入って dir (*nixでいうls)をして、英語の無数のフォルダ名が流れるのを目視で走査していた
ブログ名は「Desktopの空論」
公立中でガリ勉扱いされていたので、友人が考えた「キミとボクとは方程式で繋がれているのさ」という口説き文句を自分が言ったことにされ流布された
とむさとうさん翻訳のSteve Jobsの卒業祝賀スピーチとPaul Grahamに感化されていたので、大学に上がったら中退してスタートアップをすると心に決めていた。中3の時に埋めたタイムカプセルにその企業名/プロダクト名を書き込む。名前は「Whitebox」。コンピューターというブラックボックスを万人にとって明るくオープンなものに変えていくというコンセプトらしい