政治的なしぐさ

腹から思っていることに素直に行動するのではなく、客観に理想的な見え方、なにかかしらの効用を最大化するためにしたたかに立ち回ること、心あらずものにベットすること

永野の「幅」概念はそれに類似する

分かる

ユースカルチャーについていけない人になりたくないがゆえの政治的擦り寄り

柴さんがボカロを語る

邪推すぎる

昔、ナカノヒトヨに「一緒にプロジェクトをブチ上げませんか?」的なお誘いを頂いた

何故かELIMINATORの人に紹介してもらったとのこと

強かさ、コンセプトメイキング力、嗅覚ともに、多分この人は現代美術の世界で成功するのだろうな

悔しいかな、上手いな〜と思うもん

後年評価される現代美術は、その当初はシーンから否定的に受け止められていた

…という法則を加味しても、「いやそれは流石に軽薄でしょ」と思ってしまうラインにこそ、ある種の新しさがある

…ということを計算してこの人にベットするか否かに一瞬迷った

が、それこそ「政治的なしぐさ」なのではないか

この人のセンス、立ち回りが、単純に嫌いだった not for me

結論、返信せずに無視した

理解したフリをしてベットするくらいなら、気持ちに素直でありたかった

ただ、そうした新しさを持った人の足を引っ張らないためには「否定」や「批判」ではなく「無視」を選ぶのが最善手

その人のなかで十分に理論武装が仕上がっている場合、あとは勝手にいいように理屈をつけて見下してくれる