作業性
その製品のライフサイクルで一度しかない「組み立て」を容易にすることの大切さ。
アルミフレームを組み立てていても、作業工程に依存関係が生まれることがある。先にこのナットやブラケットを入れておかない、あるいはこのフレームを寝かせているうちにこの組み立ては終えていないといけない、など。
そうした依存関係を少しでも疎結合にし、作業者が順番を考えたり見通しをもつ必要なくテキパキと組み上げるための工夫が機構設計やプロダクトデザインには求められる。
部品の共通化: アルミフレームをすべて同じ長さに揃える
工程の疎結合化: 後入れナットを用いる。「あらかじめ仕込む」場面を減らす
手を空ける: バネナットでナットが滑り落ちないようにする
作業精度を必要無くする: 角で合わせる、貫通穴からボルトを差し込んでT型接続
作業空間の確保: 電動ドライバが入るような隙間の確保