テクノロジーそのものの話をしゃんとしたい
アーティストもキュレ―ターもギャラリストも、テクノロジーがもたらした状況(ユビキタス、サイバーカルチャー、Web2.0/3)だけではなく、テクノロジーそのもの(PostScript、Ajax、ERC721)の話をちゃんとしよう。今更Lev Manovichを引くまでもなく。 っていうのは下手な現場主義や技術的エリーティズムでなしに、ソフトウェアそのものの特性抜きに語れないことが多すぎるっていう。少なくとも表象文化論方面に比べると、学習資源の豊かさやコミュニティの柔和さなど、門戸は広いと思っている。
ソフトウェア - それがもたらした状況や概念 の例
Smalltalk - OOPL
誰にとって “OOP” なのか
プログラマにとって: クラス、継承、第一級関数、オブジェクトとしてのリテラル
OOPにまつわる議論はほぼこ
Smalltalkをちゃんと触ってみない?
Ajax (Asyncrhnous JavaScript + XML) - Web 2.0
ページというメタファーの超克
ハイパーテキストからハイパーメディアへ
EthereumにおけるERC721(Mintable) - NFTアート
「NFTはデジタルアートに一回性、唯一性、希少性をもたらした」← クソ雑な議論
baku89.iconの理解では
所有証明: 「各トークンが特定のアドレス帰属していることを記録し、ブロックチェーン上でその所有権が改ざんされることなく証明される。トーンはあくまでただの非負整数のIDであり(uint256 indexed)、NFTアートの内容には直接的には関与しない
非代替性: 互いに交換可能ではない一意のトークン。「貨幣」や金券ショップで売り買い可能な「クープン」ではない。
つまり、ERC721に対してブロックチェーン技術の外から人間による「解釈」を与えることで、NFTアートは成立する
メタデータにフルオンチェーンのSVGやドット絵、あるいはIPFSへのアドレスなどを付与し、それをそのトークンに紐づいたアートと見做す
言うなればただのポインタ
bouzeさんのReferenceは、人間が介在しない「モノ」同士の所有権の循環参照を作品化しているが。。。。
雑な議論をしているキュレーターとかアーティスト、ほんの少しでもSolidityを触ってみればいいのに