テクスチャパラメータ
https://wgld.org/d/webgl/w028.html
テクスチャパラメータとは、
テクスチャが持つレンダリングされる際の品質や性質に関わる特性だと考えることができます。
仮に、まったく同じ解像度、まったく同じサイズの画像を適用したテクスチャであっても、テクスチャパラメータが異なっている場合にはレンダリング結果が大きく変化します。
テクスチャパラメータには、大別して二つの種類があります。
一つ目はテクスチャの品質に関わるパラメータで、
これらを変化させることでレンダリングされた際にテクスチャに適用されるフィルタが変化します。
結果、美しく補間されたテクスチャを使った高品質なレンダリングを行なうことが可能になります。
もう一つのテクスチャパラメータは、テクスチャの性質を変化させます。
具体的には、通常の範囲外のテクスチャ座標を指定された際のテクスチャの挙動が変化します。
通常、テクスチャ座標は 0 ~ 1 の範囲に収まるようにしなければなりませんでしたよね。
実際には、範囲外の値をテクスチャ座標に指定してもレンダリング自体は行なわれます。
しかしテクスチャパラメータを指定すると、この範囲外の値をどのように扱うのかを任意に指定することができるようになります。
テクスチャパラメータを設定するにはtexParameteriというメソッドを使います。
このメソッドは引数を三つ受け取り実行され、テクスチャにパラメータを設定してくれます。
ここで非常に重要なのは、
テクスチャパラメータが設定されるのはその時点でバインドされているテクスチャに対してのみであり、
WebGL 全体のテクスチャに関する設定が変わるわけではないということです。
gl.texParameteri(gl.TEXTURE_2D, gl.TEXTURE_MIN_FILTER, gl.NEAREST);
第一引数に対象となるテクスチャの種類を示す定数を与えます。
通常の二次元テクスチャを使っている場合には、ここは前回・前々回でも頻繁に登場したgl.TEXTURE_2Dを指定します。
第二引数は、指定するテクスチャパラメータの種類を表す定数、
第三引数に、その設定値を表す定数を与えます。
現段階では、第一引数は固定で構わないでしょう。
第二引数と第三引数には、それぞれ指定できる定数が決まっていますので、さっそくそれらを詳しく見ていきます。
飽きたので略