レポート|音とリズムで遊ぼう!
https://gyazo.com/0571a27e2d5f03129cb96070eff1ac6b
2018年12月8日(土)、とりアート2018東部地区イベント内にて『音とリズムで遊ぼう!』というワークショップを行いました。講師は門限ズのメンバーである、作曲家・ピアニストの野村誠さんです。 会場はとりぎん文化会館のフリースペースに設けられた特設ステージ。
ステージに立ってワークショップを行うという状況は野村さんもあまり経験にないようで、また事前参加予約の受付も行なっていないため、「観客」を「参加者」へ、どのように距離を縮めるのかを考えているようでした。
https://gyazo.com/3f9b76756743f9f32bbec49e0a428a02
リハーサルもなく、定刻13時に始まったステージ。
鍵盤ハーモニカ片手にステージに上がった野村さんが最初に始めたのは、歌いながら鍵盤ハーモニカを紹介する『鍵盤ハーモニカ・イントロダクション』。歌いながら、パイプを弾いたり、頭で黒鍵を演奏する奏法などで観客の心を掴んでいきます。そのまま、会場の参加者に最初の5音だけを決めてもらい、それを元に一曲ピアノ演奏をする即興も披露。
https://gyazo.com/5c35b202c29c06ed6192e4644516dccb
フリースペースという大空間がもつ特殊な音環境を逆手に取って、参加者と拍手や大声を出してみることで空間の音の響きを皆で感じるコーナーなどは、野村さんならでは。歌やメロディではない、音そのものを味わう試みです。
https://gyazo.com/b43a5713a6854992e0dc8d1965f81fca
https://gyazo.com/156059b7c02b356675a0965ff717111d
みんなの声や手が動いてきたのを見てすかさず、そのままストレッチ、そして野村さんがラジオ体操の音楽を演奏すると自然と体が動き出す参加者の皆さん。
https://gyazo.com/0e4f1f762d4d94e760364ca3e81040cd
野村さんがスーツケースいっぱいに持参した楽器の数々をステージに並べると、皆が自由にそれらを手に取り、自然と野村さんのピアノとのセッションが始まります。ここまでのワークでの1つ1つの音に着目する時間を経ると、楽器から出る音の個性がより面白く感じられます。また、みんなこれがやりたかったのかな?というくらいに楽器を手に取る姿が楽しそうで、その姿を見て野村さんの演奏もまた激しくなっていくのも印象的でした。
https://gyazo.com/ece2f8c599248229dd8716312f87f9dc
https://gyazo.com/b183a18b954cf5ad47f726625f028719
https://gyazo.com/5d28c16bb672851da1c9bdf2388ff509
https://gyazo.com/e67f36e5335e2c6fbaabeb7579384c73
参加者の皆さんの様子が変わっていくワークショップとしての盛り上がりもさることながら、その様子を周りで見ていた人たちの見る目もみるみる変わっていった、あっという間の午後の一時間でした。
(野口)