技術書典7 技術書の作り方
イベント
技術書典のイベント
技術書典
3割4割は同人誌を作ったことがない
安心していいよ
@mhidaka
技術書典主宰
基本的には書きたいものを書いて欲しい
TechBoosterについて
月に1冊ぐらいのペースで同人誌を書いている
コミケ、技術書展
大規模になっている(ほとんど例外)
グループ
コンフリクトなど問題があるのでシステムが必要
技術書の作成手順
Pre
Writing
Post
https://gyazo.com/5b63fae1dd2f944839ae1410a373c817
プランニング: だいたいイベント単位
執筆の携帯
ブログ、同人誌
TechBooster のターゲットは技術書典、コミケがメイン
ディレクション
参加が決まったら開発者による会議をする
ディレクションのタイミングで決める
締め切り
イラストレーター、デザイナに依頼
生産計画
400部から 500部
紙と電子
売れる比率は3:1
技術書典の場合
7月 当落
7、8月 執筆
9月、9月上旬 編集・印刷準備
ページ数は多くなくて良い
書きたい内容を絞って書いて届けることが大事
書き切れる範囲で書く
技術書展に出展参加しよう
メディア
自由
過去にはsdカードで配った人も
プログラミングかるた
だいたいは紙がメインになる
同人誌の作り方 @mhidaka
アジェンダ
技術書との出逢い
企画と予算
本の構成
執筆環境
執筆ツールによる高速化
編集と入稿
ワークフロー
注意!
形態はさまざま
執筆環境
例
AsciiDoc, Sphinx, Re:VIEW, Work, 一太郎, MarkDown, GoogleDocs
技術書との出会い
執筆する意味
自分なりのプリンシパル=重要な要素を決めよう
ヘッダなりコメントなり、目につくところに書いておくのがおすすめ
自分の技術を本にしたいという欲求
技術の普及、共同執筆者の存在、プロジェクト
技術を好きな人とのコミュニケーション、仲間づくり
対象読者はだれか
これを考えておくとクオリティがあがる
ターゲットの読者像を捉える
初心者、熟達者?スタンスを考える
「ここは初心者向けだからきる」といった判断材料になる
技術書典の傾向
平均291部、新刊 1.4 品種
初参加:平均200部
ほかのイベントだとやばい数字
2回以上:平均310部
おすすめは誰かに内容を読んでもらって反応を確かめるとよい
スケジュールとマイルストン
企画と予算
技術書のテーマ
商業と同人で傾向は異なる
発行規模が大きい=ターゲットも大きい
猿でもわかる: 読者は猿ではなく初心者
○○ HACKS: 読者は中級以上
Amazon
なにが受けるかはわからないので、情熱を傾けられる内容にする
予算
規模に準じる
材料、交通、印刷、会議、宿泊、会場、人権、備品
印刷
平均値では8万円を見ておく
1冊あたり500、600円→頒布価格1000から1500円程度
材料
交通
印刷: 70、000円弱
人件費などは別
150部
本の構成、各目的を明確にしておこう
本の構成部分
上が天、下側が地など
覚えておくと印刷所の人とのやりとりが楽になる
余白
紙の本だと大事、ないと指をかけられない
柱
ヘッダあたり
技術書の特徴
一般的なもの
B5
PP張り
表紙の種類を変えて差別化もある
厚みはさまざま
24pから148pぐらいの範囲
組版がそこまで複雑でないシンプルな構成でも価値を出しやすい
印刷も電子版もどちらも受け入れられている
サイズはB5が多い(歴史的理由)
薄い本だとホッチキスどめで十分なことも
左閉じ、右綴じ
技術は左綴じが多い
決まったフォーマットはない
執筆環境 Re:VIEW
Re:VIEW のサポート範囲
執筆から製版までサポート
TechBooster
GitHub
Slack channel, hangout
VSCode + Re:VIEW pluign + prh + redpen
編集・レビューは PR, Issue
CircleCI でビルド
編集と入稿
編集の意味
誤字脱字の発見
いくつかの段階:対象者を想像
目次段階での構成妥当性レビュー、章、節、項の粒度
対象読者層、説明の過不足(過剰になりがち)、図表
文章レビュー
1センテンスに主張は1つだけか?
主語と述語は十分わかりやすく近いか?
初出の単語は解説しているか?
参照は適切か?
入稿形式
印刷所によって規定はさまざま
コピー誌の場合はまた別
本文と表紙は分けて入れる
ねこのしっぽ、日光企画は技術書典のサポーター
Re:VIEW のテンプレートに対応してくれている
「トンボ」=どこで切るかの線
フォントを埋め込んでおく必要がある
調べればいろいろ出てくる
自分で作る場合は偶数ページになるようにする
印刷所によっては4の倍数、8の倍数などの指定がある
紙は16を単位に作られているのでこうなる
表紙
左綴じの場合、左側に表紙が来るようにする
背表紙の厚さ
100ページで 6.3 mm
印刷所に確認すると確実
厚さが決まらないと表紙が作れないが、表紙はカラーの場合が多く締め切りが早い
PR
大声は出さない
あった方がいい準備物
おしながき
ポスター
笑顔
愛嬌
となりに迷惑をかけないように挨拶する
QA
印刷所の人とのやりとりはいつごろから始めるといいか
忙しくない時期を狙う(コミックマーケットの後)
コンタクトをとる二週間前くらいにはこういう印刷をしたいというメールを投げておくと良い
現金以外の決済
技術書典後払い
総流通の2割くらい
クレジットカードはらい
あるが、それほどやるひとは多くない
対応したからといって買う人が増えたりする例はない
小銭の準備量
一般参加者はお金を使うつもりで来ている
一人当たり1万円くらい
1,000 円札の準備は大体できている
本が少額の場合はお釣りを用意しておくとよい
Google Doc で組版はどうすればいい?
pdf で印刷して印刷所に渡すといい
ただし、ノンブルは入れておく必要がある
自分が良いなと思う本のレイアウトを真似すると本らしく見える
本の企画
技術書を書くための環境
本の構成と Re:VIEW
執筆ワークフロー