重複させることで、多様化する
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養老孟司入門 布施英利
まず生物の大きな特徴は、多様性である。
(ここではそれが自明なものとして扱われているggkkiwat.icon)
自己保存しながら多様化するには、まず重複を作って、重複したものから適当に一部を変化させること
なぜなら重複先も、また自己保存しようとするから
これはなぜ進化元(ex: 両生類→爬虫類でいう両生類)が今も生存できているのか、の一つの答えである
その余剰(=重複先)が、変化(進化・多様化)する。
四肢動物は、基本的に二対の肢をもつが、位置移動に関していえば、前肢の剰余性は、あきらかに後肢より高い。それを、前肢の分化、すなわち多様化が示す。脊椎動物全体をみれば、やむをえず位置移動に利用される後肢より、前肢のほうが多様化する。(p116)
形を読む 生物の形態をめぐって 養老孟司 (養老孟司入門 布施英利.iconより孫引き)