消費とは情報を受け取ること
public.icon
ところが、フランスの社会学者
ジャン・ボードリヤール
によると、20世紀になって人間は全く新しいことを始めた。それが「
消費
」です。消費とは、物ではなく
情報
を受け取ること、いわば観念的な行為です。たとえば、グルメブームがいい例です。他人に「あそこに行ったよ」と言うために流行っている店に行くのは、情報を受け取っているだけなのであり、
浪費
ではなくて消費になるわけです。
嗜好品は思考に不可欠な「孤独」を生み出す。哲学者・國分功一郎 | DIG THE TEA