多様な依存先を持ち、相互依存性を自覚する
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エコロジカルな自覚とは、自分が依存していることを自覚することである
自分と自分でないものの相互依存性を緻密に把握していくためには、身軽に海に飛び込み、果敢に多様なフィールドに分け入っていく逞しい身体性が必要になる。同時に、繊細な科学的思考と最先端に技術を使いこなし、人間でないものの方にまで認識を大胆に拡張していくような、強靭な知性も求められる。
船橋さんはエッセイ「メタ・メタボリズム宣言」(『人は明日どう生きるのか』NTT出版所収)のなかで次のように記している。
── 厳しくも豊かな自然と共存するには、危機の中にも安息を見出し、生身の身体から近代兵器に至るまで、文明の歴史を総覧し使いこなす武の達人のような精神が必要なのである。(p76)
僕たちはどう生きるか 言葉と思考のエコロジカルな転回 森田真生
生態系の網の中に、自分自身を位置付けるということ
そうして「自分がここにいてもいい」という感覚を得る
多様な依存先を持ち、その依存先を自覚できていてこそ、不確実な状況に対応できる
自立とは依存先が多いが故に、何ものにも依存してないように見える幻想
チョンキンマンションのボスは知っている 小川さやかをなぜか想起したggkkiwat.icon
依存先のスタイルを洗練させていくことこそが「文化」というものを形成する
ジェネラリスト