マクナマラの罠
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計測できる数値・データのみを絶対的なものとして意思決定の根拠にすると、とんでもないことになる 1. 簡単に測定できるものを測定して使う。
2. 簡単に測定できないものは無視。
3. 簡単に測定できないものは重要でないとする。
4. 簡単に測定できないものはそもそも存在すらしないと言え。
ベトナム戦争時のアメリカの防衛大臣であったマクナマラ長官は、戦況を図る指標として「敵の死体の数」を使うが 1. この「敵の死体数」のように数値化できるものに対して、それ以外の数値化できない現地の状況は全く考慮されなかった。
2. 現地の部隊が現実を反映しない都合のいい数値を報告し始めた。 1. 感染者数、病院のICU占有率は簡単に測定できるので使う。
2. 精神的な病気、自殺者(未遂)、家庭内暴力、早期発見できなかった病気、子供の教育と経験、経済的苦痛、など簡単に測定できないものは無視。
3. 専門家、政治家はそういったのは簡単に測定できないので、都市封鎖、非常事態宣言を決める際には重要でないとした。 4. メディアはそういった簡単に測定できないものはそもそも報道すらしない。