ケアの倫理学
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ケアという実践活動の社会的属性(=社会的性格)が、ジェンダーにより不均等配分されているのではないかという議論の学問 何度も同じこと言ってるのですが男性上位社会を維持したい男性の欲望とは「公的社会を男だけで独占したい」ももちろんあるけど「ケア労働から逃げたい」が大きいのではと感じる場面は多々あります ここでは「フェミニスト倫理学」について論じられていて、これが「ケアの倫理学」と一致するかは確認が必要ggkkiwat.icon フェミニスト倫理学は「理性」や正義を重視する言説は家父長制によって構築されてきた男性中心主義的なものであると批判し、既存の言説では女性的なものとされてきた「感情」や「ケア」に基づいた道徳の重要性を強調する 「フェミニスト倫理学」への批判
価値判断において前提を共有しているので、道徳的視座に欠けている
個別の状況や当事者の主観や関係性などに基づいて考えることが重視される
本来規範倫理学は価値判断のための理論として要請される
しかしフェミニスト倫理学では、フェミニズムや模範市民的な「常識」を介して、最初から民主主義・多文化主義を「善」として前提にしてしまっている
こういう表面的には理論を批判しているが、実際は理論が暗黙の前提となっている点で、ポストモダニズムと一緒。無難な結論に帰着することが多い。ベンジャミン・クリッツァー.icon 事実判断において前提を共有している
フェミニズムではそれ自体に家父長制・男性中心主義があると批判するので、フェミニズムの枠外にある心理学などの知見を参照して修正できない
結果について想像できない
共感はスケールすることができないので、
「ケア」「共感」の定義を拡大する議論があるが、それは理性的な営みに近づく
定義を拡大する議論ってのは「正しい問題・何が必要か」の認識をして正しい共感をすればいいじゃん、ってやつ。それはもう理性的な営みじゃん、っていう