歴史の終焉(=動物化)
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「承認欲求」という形は現代でもよく発現してるのだがねggkkiwat.icon コジェーヴは『ヘーゲル読解入門』で一八〇六年のイエナの戦い(ナポレオン戦争)で人間が人間として生きる「歴史」は終わったと述べた。そこには「永遠の現在」がある。 有形なエビデンスなしでは人を信用できないというのも、他人のたばこの副流煙に寿命をわずかも影響されてたまるかというのも、否定性を実存に織り込めなくなっていった時代の症状だ。これをコジェーヴ的には「動物化」と言う。否定性を「迷惑」として棄却し、マゾヒズムを駆動できない、それが動物化。